岐阜県加茂郡富加町の418号線バイパス沿いにある和菓子の「米寿庵」へ。和菓子屋といっても見ての通りコンビニエンス・ストアに併設された店舗。元々は長良川鉄道の富加駅の前の通りにあって、バイパスが出来た時にこちらへ移転したとのこと。こちら以前から、この近辺で採れる”古代米”を使用した菓子を作っているというので興味があって寄ってみた。コンビニの中にショーケースがあり、イートイン出来るスペースもあるようだ。喫茶もやっているのかな。コンビニといっても元は米穀店なので米が並び、他の商品は数も多くない。それでも普通のコンビニとは違い地元の調味料なんかも置いてあって面白い。ケースの中にはあまり見慣れない饅頭がいくつか。選んだのは赤米を使ってあるという「穂の香」と、黒米を使ってあるという「紫の舞」、そして干菓子のような「塩釜」の3種。
持ち帰って妻と分けていただく。「穂の香」はねっとりとした餅皮の中に小豆のつぶ餡が詰まっている。皮に赤米の粒が残っているのが分かる。甘さは控えめ。「紫の舞」は名の通り紫色の餅皮。黒米を使うとこういう色になるんだろう。中は枝豆の餡。ちょっと意表を突かれた。餡はざらっとした口当たりで甘さ控えめ。枝豆そのものといった感じもするが、皮が残っているような食感はちょっと好みではなかった。「塩釜」はまるで塩を吹いたような粉っぽい落雁の中にこし餡が入っている。甘さはしっかり。初めて食べたけれど、この名の付いた菓子は全国に見られるようだ。残りは抹茶を点てていただこう。米屋だけあって団子なども売っていたので次は買ってみようかな。(勘定は¥600程)
岐阜県加茂郡富加町羽生1290
( 富加 とみか 富加町 べいじゅあん 米寿庵かわむら ヤマザキ Yショップ 米穀店 米屋 和菓子 干菓子 みたらしだんご 餅菓子 )