ある休日に昼食に向かったのは東区・車道の「武馬屋」。創業は昭和8年(1933)だそう。店の前の道は拡張され、周辺は区画整理もされているが一向に開通する様子が無いのはどういう訳か(そもそもこの道要るかな…)。開け放しの入口の暖簾をくぐって中に入ると鉄板前のカウンターには先客が1名。夏場も置いているのかは知らないが、おでん鍋も湯気を立てていた。鉄板焼きのお店らしくたっぷりの氷入りの大きなグラスでお茶が出される。女将さんに「お好み焼・いか玉」をお願いした。昼のテレビ番組をぼうっと眺めながら出来上がりを待つ。見たところこちらのお好み焼きは重ね焼きのようだ。自分の前の鉄板にも火が入り、出来上がり直前に「ソースでよろしいですか?」と訊かれた。「ハイ」と返事すると控えめにソースが塗られ、鉄板にコテと一緒に供された。
コテを使って「お好み焼」をカットしていく。上からは軽く青海苔と鰹節が振られていた。生地は厚めでネギがたっぷりと入れられている。熱いところを箸でパクッと。ソースはさらっとしたタイプ。味もあっさり。ほんのりとイカの風味。足りなかったらとソースの容器も置かれていたが、これはこれで旨いのでそのままいただいた。ここであれやこれやと焼物を頼んでゆっくりと酒を呑んでみたいものだが、コロナ禍ということもあってなかなか機会が無い。次は「焼めし」か「オムライス」を頼んでみようか。(勘定は¥500)
以前の記事はこちら
↓ 車道駅の南、桜通沿いにある古い一般住宅(建築詳細不明)◇。2棟ぴったりと並んで双方にそれぞれ隅切り屋根の洋間と思われる部屋が造られている。2階には欄干やおたふく窓も。
お食事処 武馬屋
愛知県名古屋市東区葵2-9-8
( 名古屋 なごや 車道 くるまみち 車道商店街 ぶまや たけまや お好み焼 おこのみ焼 おこのみやき おでん 食堂 戦前 )