Blue / Joni Mitchell (1971)
以前にベスト盤を買ったことのあるジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)。なかなか気に入ったので名盤の誉れ高い1971年の彼女の4枚目の作品「Blue」を購入してみた。ベスト盤を買うまでは彼女の音楽は断片的にしか聴いていなくて、ワイト島のライヴ映像やザ・バンド(the Band)の「ラスト・ワルツ」で観たり、コンピ盤に入っていたのを聴いた程度。後にプリンス(Prince)がフェイヴァリット・アルバムにこの「Blue」を挙げていたのがずっと気になっていた。アルバムにはジェームス・テイラー(James Taylor)や、スティーヴン・スティルス(Stephen Stills)らが参加しているそう。
透明感あるヴォーカルに彼女らしい独特な節回し。演奏はアコースティック主体で音数は少ないが結構複雑な構成。ギターもピアノ演奏も彼女が主体のはず。大まかに言って”独り語り”の歌詞は、彼女の日常の風景を切り取り、自分の気持ちを細かく描写していくような感じ。ま、本来こういう音楽を聴くのにはネイティヴで歌詞が分からないと理解という意味では致命的なんだろうけれど、オッサンになるともう昔のように歌詞カード(←日本盤だったので付いていた)や何かとにらめっこしてって理解しようというまでの執着(気合い?)は無くなっている。でも彼女の歌声は心地良く響くのでそれでいい。きっと同性だと更に心に響くのかもしれないナ。
中古店にて購入(¥510)
- Label : ダブリューイーエー・ジャパン
- ASIN : B00005HGR1
- Disc : 1