訪れていた岐阜県美濃加茂市で昼食を摂ったのは、加茂警察署横にある喫茶レストラン「SIRUBIA(シルビア)」。店は幹線道路から入った所にあり、知らないと一見で辿り着くことはなさそう。かなり大きな建物で、随分前からある店のように感じるけれどどうかな。中に入るとウッディでお洒落な感じ。フロアーが広くて開放感がある。給仕をやっているのは男性(主人?)。テーブル席に腰掛けてメニューを眺めるも、予想とは違って食事メニューは少なめ。この地方のこういう店は洋食屋ばりにメニューが並ぶ店が多いので意外。最初はこういう店なら大抵あるスパゲッティでもと思っていたが、見当たらなかったので「日替りランチ・ハンバーグ」というのをお願いした。
まず先に平皿に盛られたサラダが供された。レタス、千切りキャベツ、ミニトマトを和風のドレッシングでいただく。そして後から目玉焼きが添えられたハンバーグが登場。付け合わせはケチャップ味のスパゲッティ。ライスも平皿に盛られていて、これに味噌汁が付く。箸も用意されていたが、味噌汁以外は平皿なのでナイフとフォークでいただくことに。手作りのハンバーグは外はカリッと、中はふわっとした焼き上がり。ソースはケチャップソース。旨い。付け合わせのスパもちゃんと温かい。具沢山の味噌汁を間に挟みつつ、ハンバーグとライスを交互にやっつけた。
自分達が小さい頃は、平皿のライスをフォークの背にのせて食べるという現在では絶滅してしまった謎マナーがまだ全盛だった。自分はませていて、あれが日本人だけの”謎マナー”だと知っていたので、小学校の修学旅行で(なぜか)ナイフとフォークを使う食事が出てきた時、四苦八苦している友人に「わざわざそんな食べ方しなくてもいいんだよ(標準語訳)」と言ったことを思い出す。でも最近になって、あの食べ方、そもそも西洋人はああいった料理でライスは食べないし、日本人らしい器用さと面白味があってなかなかいいじゃないかと思い始めた(笑)。また流行らないかな(無い)。(勘定は¥750)
※その後調べると、かつて東海地方にあった喫茶チェーン「珈琲専門店 嗣瑠琵亞」の支店だったようです(※現存のチェーン「支留比亜」とは別)。↓ 筆者所有の「嗣瑠琵亞」のマッチ。上段の3番目に「美濃加茂店」の記述があります。
シルビア (Sirubia)
岐阜県美濃加茂市島町2-5-34
( 美濃加茂 みのかも シルビア 喫茶 喫茶レスト レストラン 洋食 ランチ 日替りランチ 可茂庁舎 珈琲専門店 嗣瑠琵亞 )