Signs / Tedeschi Trucks Band (2019)
テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)の4枚目のオリジナル・アルバム「Signs」。これがまだ4枚目だなんて意外。このアルバム発売直後の6月に来日公演があって自分も参加したのだが、その時には公演に合わせてネットでダウンロード音源は手に入れていたので、もう特に必要のないCDなのだが、ついフィジカルでも手に入れたくなるのが昭和世代の悲しいところ。いつでもいいやと思っていたので随分と遅くなってしまったが(手に入れたのは2021年)、久しぶりに聴いてみた。
相変わらず活発に活動している彼らなのですでにこの後に数枚のライヴ・アルバムが発売されているが、現在取り組んでいる「I Am The Moon」(6月から毎月発売される4枚組のアルバム)は進行中なので、純粋なオリジナル・アルバムとしてはこれがそれまでの最新ということになる。基本は相変わらずスーザン(Susan Tedeschi)とMike Mattisonのダブル・ヴォーカル体制。それに他のメンバーのヴォーカルも加わったりして多彩。でもその辺りがちょっと気を使い過ぎ的な感じも(苦笑)。何といってもスーザンのソウルフルな歌唱とデレク(Derek Trucks)の神々しいギターの音色がこのバンドの真骨頂だからなァ。基本路線は過去のアルバムと変わらず、ライヴでも聴いたナンバーが違和感なく並ぶ(つまりライヴでの再現性が高い)。CDではデレクのギターの恐ろしいまでの圧と空気の振動までは伝わってこないが、この控えめな感じがなかなか良かったりもする。
amazonにて購入(¥982)
- Label : Concord
- ASIN : B07KZT59NN
- Disc : 1