我が家にとって記念日ラッシュのある月。自分の家族のみならず、父母の記念日、近い親戚連中の記念日が目白押し。そのうちのいくつかをまとめる口実で席を予約し、母と妻を連れて岐阜県各務原市の「ハレの日」へ。店が出来た頃からブックマークしていたが、やっと訪れる機会が出来た。店はいちょう通りを少し南に入ったところにあるテナントに入っている。窓が大きく洒落た意匠。店に入ると用意されてあった席に案内される。調理場の様子は見えないが中に主人、給仕は奥様かな。料理はコースでお願いしてあったので、まずは「壜ビール」(プレモル中瓶)をお願いする。こちら日本料理の店なので、コースも会席料理の流れに則って運ばれるようだ。
先付けは長芋豆腐とミズダコ。ここで早くも日本酒を追加。美濃「小坂酒造場」の「百春・金盃」をぬる燗で。碗物は枝豆の真薯。酒を呑んでいる時のしんじょって本当に旨い。向付はキハダマグロ、帆立、剣先烏賊の刺身。どの刺身も調子がいい。後から大きな岩牡蠣も出てきた。口いっぱいに磯の旨味が(妻は生牡蠣が苦手なのでさらに倍)。鉢肴は鰆(サワラ)、銀鱈など。そしてアマダイの天ぷら。酒のお代わりは地元各務原「林本店」の「百十郎」。キンキンに冷えた冷蔵酒で山廃とあったので「時代」という名前のやつだろうか。止め肴として稚鮎やもずくが出て、食事は土鍋の「とうもろこしご飯」と味噌汁。とうもろこしの甘味がしっかりと出て滅法旨いので、勧められるままついお代わりまでしてしまった。最後は胡麻プリンが出て了。たまたま他の客が少なかったこともあって皿出しも順調で、最後まで美味しくいただいた。また季節を変えて寄ってみよう。(勘定は¥28,000程/3人)
岐阜県各務原市那加前洞新町1-54
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