ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

藤見屋 @愛知県岡崎市

2023年08月18日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県岡崎市内を散策。いつものように歴史ある和菓子店を尋ねようと伺ったのは本町通にある「藤見屋」。創業は明治28年(1895)で現在4代目とのこと。こちらは最初、建物の方が目についた。いつ頃の建築かは知らないが、タイル壁で、どう呼ぶのか知らないが瓦屋根の軒下が塞がれている。そこには文字看板も。あまり見ない意匠だ。店の正式名称は「五万石藤見屋」というのかな。”五万石”というのはこちらの銘菓子の名前。店に入るとご高齢の女将がいらっしゃる。先客が買物を済ませるのを待ってその「五万石」と「しんこ」という変わった名前の餅菓子を購入した。

家に帰っていつもの如く妻と分けっこ。小袋に入った「五万石」は”矢作川を川下りした帆かけ舟を模った”という芥子の実せんべい。原材料はそれと米粉と砂糖とシンプル。帆の形でカリカリとした硬めの歯応え。ほんのりと甘い。味は創業時から変えていないんだとか。「しんこ(しんこ餅)」は少し大きめで捻ったような形。色は緑と茶色、桃色の3色。一応緑がよもぎ、茶色は黒糖かな(桃色は不明)。もちっとした食感で甘さ控えめ。花見団子などと同じような感じ。味は想像通りだが、どうしてこの名前になったのか興味が沸く(訊くの忘れた)。(勘定は¥570)

※上新粉が原材料だからと教えていただきました

 

 


 

↓ 少し足を延ばして岡崎城の西の板屋町へ。この辺りはかつて「龍城連」と呼ばれた花街のあったところ。現在は痕跡がわずかに残っているのみだが、そのひとつ、元料理屋の「福柳」(建築詳細不明)。屋号は「みどり」だったらしく、破風が邪魔して写真には写っていないが2階の欄干に屋号が切り抜かれている。

 

↓ こちらも店先に屋号が切り抜かれている建物(建築詳細不明)。屋号は不明で文字も判読し辛いが、逆読みで「以お里〇(いおり〇)」とでも読むのかな?

 

 


 

 

御菓子司 五万石藤見屋

愛知県岡崎市本町通1-4

 

( 岡崎 おかざき ふじみや ごまんごくふじみや 和菓子 五萬石 近代建築 妓楼 妓楼建築 遊郭 たつき たつきれん )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする