酷暑の合間を縫って、少しでも涼をと早朝からバイクで出掛けた。国道157号線を通って福井県まで行こうと画策。ただ時間的に昼食を摂っておかないと峠に飲食できる店は見当たらない。ちょうど開店時間に着いたある店に1番客で上がると「予約の方?」と問われ、否と答えると「予約でいっぱいで…。」と断られてしまった。こんな山奥のがらーんとした食堂でそんな…。もう時間的に福井までは無理だと判断して少し戻り、岐阜県本巣市の根尾川沿いのさくら橋(写真下左)のたもとにある「野原屋」へ。周辺に飲食店が見当たらないからか、ロードバイク、オートバイ、自動車と色んな客が集まっており、大きくない店内の6つのテーブル席は何と満席。店の方が「外なら…。」と示したのは駐車場らしき屋根の下のテーブル席(写真下右)。もちろんそこで構わないと座らせてもらった。
持って来ていただいたメニューから選んだのは「オムライスとエビフライ」。基本的に洋食がメインのようだ。最初は川の音が聞こえて涼しげで悪くないナと思っていたが、じりじりと暑くなって汗が出てくる。置いていってくれたポットの氷水をがぶ飲みしながら配膳を待った。
しばらくして「オムライスとエビフライ」が登場。付け合わせはドレッシングのかかったサラダ。それにわかめとキャベツの入ったカップスープが付く。オムライスの玉子は包むというよりのっけという感じで、上にトマトソースとマヨネーズが格子状にかかっている。もっと定食屋っぽいかなと想像していたが、盛り付けはワンプレートでちょっとお洒落な感じ。オムライスの中はピーマン、人参、ウインナーの入ったケチャップライス。さすがに上のソースとマヨネーズはかけ過ぎで味が濃い。エビフライは中サイズが2本。タルタルソースとカットレモンを絞って。これにまだドリンクとデザート(プリンとアイスのコンポート)が付くのが凄い。まだ続々と車やバイクが到着するので素早く平らげて勘定してもらった。(勘定は¥1,000)
↓ 行きがけの418号線沿い「徳永口」バス停付近の武儀川にあった堰(建築詳細不明)◇。この堰の設備に名前が付いているのか知らないが、水も綺麗で気持ちの良い所だった。
↓ 「中部電力・根尾発電所(旧・長島発電所)」(大正12年・1923・建造)◇。濃飛電氣株式会社の発電所として造られ、のちに中部電力所有になったそうだ。2017年に大改修している。
↓ 福井県まで行くことを諦めて157号線を谷汲方面へ南下。根尾川の「金原ダム(昭和4年・1929・建造)◇。すぐ下の橋を渡れるので構造物が近くて目の前。前日が雨だったこともあって豪快に水が流れており、脇の魚道(写真下4-6枚目)も溢れるぐらいの水量。音と流れを正面、横、橋の上から楽しむことが出来て迫力満点。
野原屋
岐阜県本巣市根尾板所808
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