Mind Hive / Wire (2020)
ワイヤー(Wire)の2020年発売の17枚目のオリジナル・アルバム「Mind Hive」。ここまでキャリアが続いたニューウェーヴ、ポストパンクのバンドで、ワイヤーがこれだけオリジナル・アルバムを発表し続けるとは、ある意味ビックリ。そもそもあの頃のポスト・パンクのバンドでまがりなりにも活動を継続した生き残りってどれだけいるんだろう? 音楽性からいくと決してメイン・ストリームで勝負は出来ないし、それこそアルバム数枚出して消えてしまったり、個々のメンバーのソロ活動に移ってしまっても全然おかしくないのに。それだけ彼ら自身の表現意欲、活動意欲が活発な証拠だし、コアなファンに受け入れられているということだろう。
何だかオリエンタルな旋律で異色な始まり方のこのアルバム。2曲目からはいつもの感じで”静かに燃える”スタイルは不変。これがサード・アルバムのアウトテイクだと言われても違和感ないが、全体的に(特に後半は)ドリーミーな雰囲気の曲が増えているかも。グラハム・ルイス(Graham Lewis)のヴォーカル曲も1曲。クレジットを見て、いまだに彼が歌詞を担当している曲が多いとは知らなかった。残念ながら2020年以降のライヴ活動が伝えられていないけれど、一度でいいから生で観てみたいなァ(もし来てもどうせ”名古屋とばし”か…)。
ネットショップにて購入(¥1,262)
- Label : Pink Flag
- ASIN : B07Z7531ZW
- Disc : 1