ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

銀座 菊廼舎 @東京・銀座

2015年02月18日 | 東京都(老舗)

東京土産は、いつも混雑して疲弊する東京駅構内は止めにして、銀座コアの地下にある創業明治23年(1890)の老舗菓子舗「銀座菊廼舎(きくのや)」にて購入することにした。こちらで有名な干菓子の詰合せ「冨貴寄(ふきよせ)」が目当て。店は5丁目のコアビルの地下テナントにあった。さほど大きくないオープン・スペース。いろいろな包みがあるのだが、どれも上品でいい感じ。あまり大きいものはかさばるので避け、小さい缶入りのもの(赤小丸缶)を見つけたので購入した。

嫁にも買って帰ったので少しだけつまませてもらう。可愛らしい模様の缶の蓋を開けると、色とりどりの菓子が詰まっている。焼き菓子、打ち菓子、豆菓子、金平糖など。どれも小さいので可愛らしい。値段も手頃で気兼ねが無いし、お茶はもちろん、コーヒーでもいけるのがいい。(勘定は¥799/個)

  ↓ 6丁目の「交詢ビルディング」(昭和4年・1929) ※2004年にファサード(正面)一部だけ残し、建て替え済み

 

銀座 菊廼舎

東京都中央区銀座5-8-8 銀座コアB1F

(きくのや 菊廼舎 銀座きくのや ぎんざきくのや 菊廼舎本店 ふきよせ 冨貴寄せ 富貴寄 富貴寄せ)

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The Ramones Heard Them Here First / Various Artists

2015年02月17日 | ポップス・オールディーズ

The Ramones Heard Them Here First / Various Artists (2012)

ラモーンズ(The Ramones)のカヴァーした曲の元曲を集めた好企画盤。ライヴを見たことがある人なら、曲間を置かず、次々と高速で曲を演奏し、約1時間弱(約30曲)で終了する痛快さは忘れられないだろう。自分は少なくとも4回(中野サンプラザ、川崎クラブチッタ、名古屋ダイヤモンドホール等)は見ている。名古屋では結婚前に嫁を無理やり連れていって、その音量の大きさと、ギュウ詰めのフロアーで引かせてしまったこともあったなァ(苦笑)。彼らのカヴァーした曲は基本的に60年代初めに流行したロック、ポップ・ミュージックが多い。どの曲もラモーンズにカヴァーされると、彼らの曲みたく聴こえてしまうのは御愛嬌。でも、割と曲をいじらず、スピード以外は素直なカヴァーだったことがよく分かる。収録されているアーティストの面子は凄いが、いわゆる一線級ばかりではなく、ちょっとひねった選出であるのも楽しい。

01 Let's Dance - Chris Montez
02 California Sun - The Rivieras
03 Surfin' Bird - The Trashmen
04 Do You Wanna Dance - The Beach Boys
05 Needles And Pins - The Searchers
06 Come On, Let's Go - Ritchie Valens
07 Baby I Love You - The Ronettes
08 I Got You Babe - Sonny & Cher
09 Little Bit O' Soul - The Music Explosion
10 Time Has Come Today - The Chambers Brothers
11 Indian Giver - 1910 Fruitgum Co
12 Surf City - Jan & Dean
13 I Can't Control Myself - The Troggs
14 My Back Pages - The Byrds
15 Surfin' Safari - The Beach Boys
16 Can't Seem To Make You Mine - The Seeds
17 Shape Of Things To Come - Max Frost & The Troopers
18 Journey To The Center Of The Mind - The Amboy Dukes
19 Somebody To Love - Jefferson Airplane
20 7 And 7 Is - Love
21 I Don't Wanna Grow Up - Tom Waits
22 R.A.M.O.N.E.S. - Motorhead
23 1969 - The Stooges
24 What A Wonderful World - Louis Armstrong

昔は自分でこういう企画物自作カセットテープ(のちにはCD-R)をたくさん作った。いまならiPodなどで苦もなく出来るのだろうが、アナログでやるのは時間はかかれど楽しかったなァ。もちろんまだ押し入れの中にはそのカセットテープが残っているはずだ。好きなアーティストがカヴァー曲をやると、その1曲だけの為に元アーティストのアルバムを買ったり(そしてハズしたり…)して、いろいろ勉強した。そのお陰で今、ご覧の通り、無節操に色んなジャンルの音楽が好きなんだろうと思う。

amazonにて購入(¥1,289)

  • CD (2012/8/28)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: ACE
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魚 (うお) @岐阜県関市 (※閉店)

2015年02月16日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市の千疋(せんびき)という市街地から離れた郊外にある魚屋、兼食事処「魚(うお)」。随分とストレートな店名。すぐ近くには長良川が流れている。あまりよく知らないが、古くからある店ではないはず。店構えはよくある和食の店という感じなのだが、中に入ると氷の入った発泡スチロールや冷蔵庫にずらりと魚が並べられている魚屋。その奥に厨房とカウンター、それに座敷があるという変わったお店。海の無い岐阜で、しかもこの田園地帯はどう見ても鮮魚とは縁の薄いところなのでとても面白い。それに並べられた魚はどれもなかなか良さそうな状態だった。今度買ってみようかな。

昼時の店の中は満員で、少し待ちが出るほど。こんな田舎で、特に訪れやすくもない場所に待ちが出来るほどの店があるとは。人気なんだなァ。みなさんよく知っていらっしゃる。ランチでいただけるのは壁に貼られた4種の海鮮丼のみ。カウンターに案内された後にその中から「日替わり丼」を注文した。なんだか魚屋の奥でご飯を食べさせてもらうような気分(実際そうなんだけど)。厨房では若い主人が1人で次々と丼ぶりを作っている。海鮮丼なので、切るだけといえばそうなんだけれど、捌く数も多いので大変だろう。しばらくして海藻の味噌汁、そして丼ぶりが置かれた。

丼ぶりの中は鮪、はまち、サーモン、かじき、蟹、甘海老など盛りだくさん。そこにトビコや芽紫蘇、胡麻などが散らしてある。色とりどりのカラフルな玉状の物がのっているので何かと訊いてみると、海藻で作られたものだそう(正式な名称はあるのかな)。ご飯は酢飯ではなく普通のご飯で量はやや少なめか。上にのっている鮮魚をつまみ、醤油をつけながらいただいた。自分はほとんど海鮮丼を食べないので、これがどの位のものか判断し辛いが、少なくとも関の田んぼの中で食べているような気はしない。流通の進化って凄いな。若干、上に散らされたものが邪魔に感じるものの、美味しくいただいた。夜に来て一杯やってみたいが、足が…。(勘定は¥1,000)

鮮魚専門店・食事処 魚 (うお)

岐阜県関市千疋1065-1

※令和5年9月を以って閉店されました

 

( 関 うお 海鮮丼 魚屋 閉店 廃業 )

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どぜう飯田屋 @東京・西浅草

2015年02月15日 | 東京都(老舗)

連れと待ち合わせて西浅草にある泥鰌(どじょう、以下どぜう)の「飯田屋」へ。地下鉄の最寄り駅は田原町かな。創業は明治36年(1903)頃というから、さすがに「駒形どぜう」には及ばないが、とても長い歴史のある店だ。外からは2階の座敷に面した窓から、灯りと客の嬌声も漏れ聞こえてきて気分が高まる。店先がなんともいい佇まいだ。連れが少し遅れるというので、予約を入れている関係上、先に店にあげてもらった。下足札をもらい、1階入れ込みの一番奥の席へ。土曜日の夜とあって周りはたくさんの客でいっぱい。若い人が多かったのが意外だった。みな鍋をつついて楽しそう。手持無沙汰だったが、仲居さんに「何か先にお持ちしましょうか?」とのお誘いを受けて、ビールと、どぜうの唐揚げを注文して、先に始めることにする。細い牛蒡の千切りを揚げたものの上にどぜうの唐揚げがのっている。どぜうは身が細いだけに風味はあまり感じられないが、ビールのつまみにはもってこい。牛蒡がいい。

しばらくして連れが到着したので、改めて仲居さんに「口上」と書かれた品書きから、どぜう鍋の「丸」と「ぬき」を半分づつと樽酒(月桂冠)を注文した。丸とはそのままのどぜう、ぬきは骨抜きの略。連れがどぜうを食べるのが初めてというので一応ぬきも頼んでみた次第。しばらくして一口のガスコンロの上に、浅い鉄鍋に入ったどぜうと、木の升に入った刻み葱が用意された。早速、葱をたっぷりのせて煮立てていただく。あっさりめの割り下で味付けられたどぜうは、初めて食べる連れにも抵抗なく食べられるようで、「旨い、旨い」と声が出て、こちらから誘った手前、ひと安心。ぬきはぬきで美味しいが、骨が当たる丸でも問題ないとのこと。ヨカッタ。山椒を振ったり、葱を追加してどんどんのせ、最後の方では葱をつまみに酒を呑んでいる状態。でもこれが旨いんです。やっぱりこれには日本酒だなァ。入れ込みの賑やかな雰囲気と店が醸し出す雰囲気も味のうち。とても満足して店を出た。(勘定は¥6,000程/2人)

どぜう飯田屋

東京都台東区西浅草3-3-2

(飯田屋 いいだや どぜういいだや 泥鰌 どじょう どぜう 丸鍋 ぬき鍋 浅草)

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美殿屋漬物店 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2015年02月14日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

行きつけの…なんて言うとおこがましいだろうか、岐阜市美殿町の美殿町商店街にある「美殿屋漬物店」。こちらの「きゃらぶき」の味が嫁の好みにヒットしてから、無くなると「またついでの時に買ってきてね」と補充を頼まれ、時々寄らせてもらっている。ちょっとついでに、なんていう距離じゃないんだけどな、実は(笑)。この日は雪のそぼ降る寒い日だったので人通りも少なく、店の前の通りはひっそりとしていた。雪の舞う老舗の店先。絵になります。

店に入ってガラスケースに入ったいろんな漬物を眺める。ここならではという品がある訳ではないんだけれど、手造りの素朴さと、店の佇まいが本当に「イイ」のでどれもおいしそうに感じるから不思議。きゃらぶきはもちろん、胡瓜の糠漬けも買ってみた。以前、母に糠床を分けてもらい、一度試してみたことがあるのだが、旨いもののあえなく継続に失敗して、それから自分では漬けなくなってしまったので、糠漬け自体久しぶり。やや浅目の浸かり具合で、あっという間に酒のつまみとして消えてしまった(日本酒に合うんですよね)。隣のおでん屋が気になる…。

前回の記事はこちら

※主人がご病気の為、閉店されました(令和3年)

 

美殿屋漬物店

岐阜県岐阜市美殿町45

 

( 岐阜 ぎふ 美殿屋 みとのや みとのまち商店街 みとのまち 漬物 漬け物 漬けもの ぬか漬け 閉店 廃業 )

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The Righteous Reed! The Best of Poppa Lou / Lou Donaldson

2015年02月13日 | ジャズ

The Righteous Reed! The Best of Poppa Lou / Lou Donaldson (1994)

ブルーノートから出ているルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)のベスト盤。自身がリーダーのアルバムのみならず、数々の有名アーティストのセッションに参加しているツワモノ。自分は60年代後半のソウル・ジャズ期の彼の演奏が好きで聴き始めたので、初期のバップ期はほとんど意識して聴いた事がないが、自分が彼の参加していることを知らずに聴いているセッションもたくさんあるかもしれない。

ソウル・ジャズ、特に彼のようなサックス演奏を中心としたスタイルのジャズは、当時のヒット曲や、黒人文化(公民権運動など)に多大な影響を与えたジェームス・ブラウン(James Brown)なんかの曲をカヴァーしていることが多い。ただこういうカヴァーは歌が無い分、ややもすると「デパートのBGM」みたいなつまらない解釈になりがちなので、「かっこいい」と「かっこわるい」の境界が紙一重だ。日本では(世界的だったかな?)、90年代に「レア・グル―ヴ」という取り上げられた方で再評価されたので、自分のようなファンも出てきたのだと思うが、それ以前は他の大物ジャズ・アーティストと違い、ごく一部のジャズ・ファンにしか認知されていないアーティストじゃなかったかと思う。主にヒップホップやダンス・ミュージックの素材(元ネタ)としての再評価だった訳だが、レア・グル―ヴ自体かなり幅広く柔軟なククリだったし、基本的に過去の素材ばかりだったので、随分とレコード会社の売上には貢献したのではないだろうか。アーティスト本人には恩恵があったのか分からないが。アルバムで聴くとあまり出しゃばる事のない彼のサックスだけれど、ライヴで聴いたらどんな感じだったんだろう。…まさかと思って調べたら、まだツアーに出ている!(御歳89歳…)

中古店にて購入(¥324)

  • CD (1994/9/22)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Blue Note
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The Seven's House (學士会館) (2) @東京・神田神保町

2015年02月12日 | 東京都

神保町の「學士会館」には前回に続いて2度目の宿泊。実は当初、以前にも泊まった「山の上ホテル」のアネックスにしようと思っていたら、残念ながら閉館との事。まだ本館は残っているものの、1人で泊まるには別館の方が便利だったのに…。それはさておき、こちら學士会館での朝食は建物内にある「The Seven's House」にて、和食と洋食から選ぶことが出来る。初日は洋食、2日目は和食を選んだ。飲み物はセルフになっているが、それ以外はちゃんと席までサーヴしてくれる。洋食の場合、卵料理を選ぶことが出来、その場で調理してくれるのもうれしい。この日はオムレツにしてもらう。他はベーコンにサラダ、パン、シリアルなど。和食は雑穀入りご飯、焼魚、納豆、煮物、味噌汁など。

天井高く、落ち着いた雰囲気の中で食べる朝食は、極上ではないにせよ充分な内容だし、他のホテルのように客が集中することが無く、ゆっくり出来るのもいい。最近はどこもブッフェ形式の朝食が主流だが、個人的に、混みあったレストランの中で、並んでいるのか並んでいないのかよく分からない列にトレイを持って立っているほど嫌いな時間は無いので、最近はなるべく避けているし、家族でブッフェ形式の食事をする店には、もう余程の事がない限り行かないことにしている。そういう点からすると、ここの朝食は自分にとって、とてもいい。

近代建築好きな人間からすると、登録有形文化財の中に泊まって、食事が出来るだけでも嬉しいが、建物の様々な意匠や、風格のある調度品み目を向けると、何回来ても楽しむ事が出来る。建物の中をウロウロしてみたり、最近の建物にはない凝った部分を発見したりして、今回も満足。

前回の記事はこちら

 ↑ 自由に利用出来るロビー横の談話室

 

 ↑ 廊下や部屋の照明器具のデザインがとてもかっこいい

 ↓ 部屋に置かれていたコースター

 

 

The Seven's House (學士会館)

東京都千代田区神田錦町3-28 学士会館内

(学士会館  旧帝大 セブンズハウス セヴンズハウス がくしかいかん 国登録有形文化財)

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松野屋 @愛知県犬山市

2015年02月11日 | 愛知県(尾張・老舗)

犬山市の城下町から南西へ少し行った街道沿いにある菜めし・でんがくの店「松野屋」。創業は明治中頃だそうなので、130年もの歴史がある。以前から何度も立ち寄っているのだが、閉店時間(19時前?)が早いようで間に合わず、あきらめること数度。やっと時間が合って訪問することが出来た。外観はごく普通の食堂といった感じ。道路の反対側にある駐車場に車を停め店の中へ。店の中には、夕食には早い外れた時間にも関わらず先客が5組程も入っていた。家族連れの客もいる。奥に座敷があり、手前の土間がテーブル席になっている。品書きは壁に貼られている木札だけで、その中から先頭にあった「でんがく定食」を注文した。テレビの音を聞きながら店を見回す。ドラゴンズ往年の名選手、背番号1の高木守道のユニフォームが飾ってある。懐かしいなァ。今のドラゴンズのユニフォームは紺だか黒だか分からない様な微妙な色になってしまったが、昔みたいにもっと青を主張した方がいいのに…。

しばらくして小さめの蓋付き丼ぶりに入った菜めし、吸い物、それに木製の串置きにずらっと並べられた8本の豆腐でんがくが運ばれた。味噌に焦げ目がついたでんがくはいかにも旨そう。さっそく熱々を一口。旨い。好物の山椒をかけてまた一口。味噌と山椒ってどうしてこうも合うんだろう。菜めしの菜っぱは乾燥したものなのか意外に細かく、ご飯はやや柔らかめの炊き加減。吸い物は湯葉と三つ葉が入っており、少し濃い目の味付け。シンプルな豆腐とご飯に合わせてあるのかな。次から次へと串を平らげ、ごちそうさま。菜めしはもう少ししっかり菜っぱの味がした方が好みだし、もう少し山椒が香り高いものだったら自分の好みにドンピシャだったかな。昔から菜めしと田楽って組になっている事が多いけれど(この地方だけ?)、なかなかイケます。テーブルに置かれた伝票代わりの木札を勘定場に持っていき、ごちそうさま。(勘定は¥1,150)

松野屋

愛知県犬山市犬山北首塚28-1

 

(田楽 でんがく 豆腐田楽 とうふでんがく 菜めし 菜飯 なめし 菜飯田楽)

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ロックフィッシュ @東京・銀座

2015年02月10日 | 東京都

酒場を求めて人がたくさん歩いている週末夜の銀座~新橋方面。場所によってはすれ違うのに苦労するほど混雑している歩道もある。人ごみをかき分けて立ち寄ったのはハイボールで有名な銀座「ロックフィッシュ」。住所では銀座だが、もうすぐそこは新橋駅という場所。店舗は雑居ビルの2階にあり(写真上の突当たりが入口)、ドアを開けて中に入るとカウンターがあり、奥には小さいながらもテーブルがあった。バーテンダーは2人。こちらのハイボールはサントリーの角瓶。つまり自宅で呑むのと変わらないが、そこはそれ、数多ある銀座のバーで、ハイボールと言えば必ず取り上げられる店なので楽しみにしていた。角も特注だったりするのだろうか。そんなに古い歴史がある店でもないようなので、ハイボールで名を馳せたとすればすごい。もちろんカウンターに立ち(椅子はない)、ハイボールを注文。

カウンターの上には本や容器に入った駄菓子が雑然と並んでいて、思いのほかざっくばらんなお店だった。もう少し落ち着いた雰囲気の店を想像していたので、意外。通い慣れた客が多いようで、楽しそうにバーテンダーと談笑している。しっかりメニューは見ていないが、つまみも缶詰などが多いらしい(この日は不在のようだった店主はも出しているようだ)。すぐに出されたハイボールは、氷が入っておらず、ウイスキー、グラス共にしっかり冷やしてある。炭酸はウィルキンソンとのこと。きっちりドライな口当たりで、旨い。ほんの少しレモンの風味(レモン・ピールだとか)が感じられるハイボールは、すっと喉を通っていく。家では氷を入れて作っているが、うん、このやり方の方が旨いね。今度から自分ちのウイスキーも冷蔵庫で冷やしておこう。いつもなのかどうかは分からないが意外と閉店が早く、つまみを頼むところまでいかなかったのが残念。(勘定は¥1,080)

ロックフィッシュ

東京都中央区銀座7-2-14 2F

(銀座ロックフィッシュ 新橋ロックフィッシュ サントリーハイボール サントリー角ハイボール 角ハイ)

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Original Album Series / Aretha Franklin

2015年02月09日 | ソウル・ファンク・R&B

Original Album Series / Aretha Franklin (2010)

お馴染みワーナーから出ている簡易紙ジャケの5枚組廉価シリーズのアレサ(Aretha Franklin)版。5枚のうちの4枚は何らかのフォーマットで持っているにも関わらず、つい買ってしまった。収録アルバムは、

1・I Never Loved A Man The Way I Love You (1967)
2・Lady Soul (1968)
3・Aretha Now (1968)
4・Spirit In The Dark (1970)
5・Live At The Fillmore (1971)

と駄盤なしの珠玉の5枚。全てが名盤といってよく、なんなら5枚組ベストといっても過言ではない内容。商業的ヒット作もあったし、まさに黄金期。1枚のアルバムの収録時間は短いが、それにしてもどうしてこんな作品を立て続けに発表する事が出来たのだろうと不思議になる。当時アメリカはベトナム戦争の真っ最中。一方では過酷な戦場があり、一方ではショービズか華開いている。むろん戦場が本国から遠いということもあるが、昔からこの時代のアメリカって本当に不思議だなァと思う。しかも同時期に人間を月にまで送っていたのだ!

最後のフィルモアのライヴではオープニングをキング・カーティス(King Curtis)が務めていて、アレサの伴奏も彼のバンド。オープニングからエンディングまで素晴しい名演の連続。もしタイム・マシンがあって過去のライヴを見に行くことが出来るのであれば、自分は絶対にこのフィルモアでのライヴを入れるだろうと思う。

中古店にて購入(¥1,620)

  • CD (2010/2/27)
  • Disc: 5
  • Format: Box set, CD, Import
  • Label: Warner Music
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