ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

北京 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2016年11月20日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜高島屋の南にある中華料理の「北京」に再訪。店頭に掲げてある日替わりランチを横目に店内へ。その昭和然とした古体な店構えとは違って新しさも感じさせる料理に期待が高まる。この日選んで女将さんに告げたのは「Cランチ・エビ料理のランチ」。女将さんが厨房に向かって「エビランチ、イーガー!」。このランチには「えびマヨ」が入っているが、そういえば「海老マヨ」なんて料理名聞いたのって、まだ最近だよなァ(知らないだけで昔からあったのかな?)。クラシック音楽が流れ、天井のファンが回る落ち着いた雰囲気の中で料理を待つ。しっかり客も入っていて、女将さんとひとしゃべりするところを見ると相変わらず常連客が多いんだろう。

まず最初にサラダとスープが運ばれる。中華胡麻味とフレンチの2種類のドレッシングがあらかじめかかっている。添えてあるマヨネーズは要らないかな。スープは玉子と豆腐と野菜の入った優しい味。次は「えびプリプリ春巻」。絶品。海老の旨味を春巻の皮が完全包囲。これは旨い。そしてメインの「えびマヨ」。もちろんご飯と漬物(搾菜)も置かれている。相変わらず盛り付けが綺麗で、その辺の中華料理屋とは一線を画している。味はややマヨネーズが強すぎて自分の好みとは外れるが、プリッとした海老はいい。自分はマヨネーズを「反則食材」と位置付けていて(笑)、自宅でも自家製以外はあまり使わないようにしているし、外で食べる時もマヨネーズを使っている料理は避ける傾向にある。海老マヨってあまり食べたことがないので、みんなこんな感じなのかも。添えてある山芋には薄っすらと塩味が付いていていい塩梅。こういう細やかな調理と盛り付けが侮れない店だ。次はタンタン麺か、それとも陳麻婆豆腐か…悩むなァ。(勘定は¥1,100)

以前の記事はこちら

この後の記事はこちら

※残念ながら2018年7月13日を以って閉店されました。

 


 

↓ 再開発が計画されているという高島屋南にある店の前の通り。4年後ぐらいをめどに35階建てのビルが建つ計画なんだとか。そうなると今ある店舗は…。

↓ 三番町にある古そうな建物(一般住宅)。所々に妓楼の雰囲気が残っている。昔はこういう建物が軒を連ねていていい雰囲気だったんだろうが、今は虫喰い状態。

 


 

中華料理 北京

岐阜県岐阜市神室町2-23

 

( 岐阜 ぎふ かむろ町 ペキン ぺきん 岐阜高島屋 高島屋南 中国料理 中華 四川料理 再開発 ランチ 老舗 妓楼建築 )

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Dressed To Kill / Kiss

2016年11月19日 | ハードロック・へヴィーメタル

Dressed To Kill / Kiss (1975)

キッス(Kiss)のサード・アルバム。ただし日本ではこれがデビュー・アルバムだそう。後追いなのでその辺の事情は全然知らない。原題からいくと「殺しのドレス」で良さそうなもんだが、邦題は「地獄への接吻」(苦笑)。リアル・タイムで聴いていた人達はキッスの邦題をどう捉えていたんだろう。この頃の国内レコード会社のパワー(影響力)は凄かったから、やっぱり原題でなく邦題で覚えたのだろうか。自分は若かりし頃に初めてキッスを聴いて、邦題とのギャップで苦しんだ覚えがある。すでにヘヴィ・メタルな音やハードコアなパンクも聴いていたので、「地獄」という割にはえらくシンプルなロックンロールだなァ、と拍子抜けしたのだ(例の「ハードラック・ウーマン」も拍子抜けだった)。そのせいもあって「Double Platinum」以外のアルバムは最近になるまで買わなかった。面白いもので、今だと逆にこのシンプルなロックンロールを芯に持っている彼らにとても魅力を感じているのだが。

軽快でベーシックなロックンロール・ソングで始まるアルバムは、終始小気味良く、プロダクションもシンプルで楽しい。このアルバムの後に彼らの転機となるライヴ盤「Alive!」が発売されるので、ここまでが初期キッスと言っていいだろう。ベスト盤で取り上げられるような曲は最終曲の「Rock And Roll All Nite」ぐらいだろうが、収録されている曲はどれもライヴで映えそうな、ある意味キッスらしい佳曲ばかり。作曲もポール(Paul Stanley)、ジーン(Gene Simmons)、エース(Ace Frehley)、共作、と色々なパターンがあり、彼らの才能を垣間見ることが出来る。それにしても、バラエティに富んでいると言ってもアルバム全曲でたったの30分。もう、出来たそばから発表していく時代だった70年代。これでいいのだ。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1997/4/9)
  • Disc: 1
  • Label : Mercury

 

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ヤオカネ @愛知県小牧市

2016年11月18日 | 愛知県(尾張・老舗)

まだ日中暑かった頃に小牧駅の西にある果物屋「ヤオカネ」へ寄ってみた。創業は大正2年(1913)。すぐ近くのたこ焼き屋「ほていや」の前の道路は待ちの車の大行列…。それを横目に店へ。ヤオカネの店前の駐車場は4台分しかないが、中に入ると大賑わい。こちらには喫茶コーナーがあり、朝はモーニング・サービス、ランチはパスタやご飯ものから、うどんまであるという店なのだ。みんな車をどこに停めているんだろう…。たぶん向かいの…(笑)。フルーツ関係のメニューはもちろんだが、夏はなんといっても季節のフルーツをたっぷり使ったかき氷が人気だというので、それ目当て。でも待ちが出ていて、仕方なしに待ちリストに書き足してもらう。店の中にはアイスクリームやジュースのコーナーがあり、そちらはいつでもすぐに買えるようだ。他にはフルーツはもちろん、食品も陳列してある。席が少ないのと、食事をしている人もいて、みなさんごゆっくりなので回転はあまりよくなさそう。

15分ほど待っただろうか、やっと呼ばれて2人掛けの席へ。広くないこちらのコーナーの専従スタッフは5名ほどもいるようだ。周りは予想に反してパフェを食べている人が多い。そっちにグッと惹かれたが、初志貫徹して一番人気だという「桃のフラッペ」を注文した。しばらくして運ばれたフラッペは、こんもりと盛られており、上からたっぷりと桃のシロップがかけられている(底にもあり)。しかも別容器にもまたシロップが。桃は4切れ程。旨くない訳がない。”フラッペ”っていう名前だとお祭りの出店で出るような硬い氷を想像してしまっていたが、フワッとした口当たりのいい氷で、口中が桃の香りと甘さに占領されて、ひんやりとこの上なく幸せな気分に。掘り進んだ白い部分に別容器のシロップを垂らし、さらに桃まみれに。この2日前にちょうど桃の頂き物をしたばかりだったので分が悪いかなと思ったが、やっぱり旨い氷だった。次はフルーツのパフェか、フルーツの盛り合わせで。(勘定は¥600)

 


 

↑ 小牧宿の旧・上街道(木曽街道)沿いに建つ町屋、1800年代初頭に造られたという「岸田家住宅」(修復・復元)。以前は別棟や蔵もあったそうだ。

 


 

果物専門店のデザート工房 旬の店 ヤオカネ (旬果工房 FRU果)

愛知県小牧市小牧3-182

 

( 小牧 こまき やおかね フルーツ 旬果工房 FRU果 果物 かき氷 フラッペ 生ジュース ラピオ 老舗 果物屋 くだもの屋 モーニング 近代建築 指定有形民俗文化財 )

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福みつ @静岡県浜松市

2016年11月17日 | 静岡県

浜松餃子巡りの最終訪問店。東区の有名店「砂子」へ車で向かうも、店の灯りが消えている…。まだ店内に店員がいるところを見ると、売り切れ早仕舞いのよう。残念…。もう遅くなってきたし、行ける所は限られてきた。そこで最後に選んだのが、遅い時間まで開いている中区にある「餃子の店・福みつ」。店の前に着いたのが夜8時過ぎ。なんと人が並んでいる。こんな時間でも…恐るべし浜松餃子。人気あるんだなァ。道を隔てた駐車場に車を停めるもほぼ満車というのが凄い。店の前には約10組の待ち。迷ったが、どのみち選択肢はもう無いと、待ってみた。建物は大きく、壁面のカラフルなネオンが眩しい。ハコが大きいので思った通り回転は悪くなく、少し待ってから中へ。店員の数が多い。カウンターは無く、テーブル席へ。相席はさせないようで、1人で4人掛けのテーブルは気が引けるが、自分だけでなく結構ひとり客も多い。こちらもご飯のおかずとして食べている人が多く「定食」を注文している人がほとんどのよう。自分は最小単位の「10個」を注文した。こちらには今までの店と違って初めて酢が置いてあり、もうひとつの容器は醤油。

しばらくして運ばれた餃子は今しがた行ってきた「かどや」と似た、半分位まで油に浸かって焼き上げたような揚げ餃子っぽいもの。もやしは付いていない。中身はしっかりキャベツの甘みが出たタイプ。揚げ気味なので生地がふかっとしていてヴォリュームも感じられるが、口当たりは軽く、あっという間に10個が胃の腑に落ちた。ここも旨いなァ。ま、餃子ってどう作ってもだいたい旨いが…。これで一晩合計何個食べたんだ?(→36個) どの店も「浜松餃子」はこう、って言えるような特徴はほとんど分からなかった(無い?)ものの、手作り感がいっぱいで、それぞれ旨かった。まだまだ行ってみたい店がいくつもあるから、次の機会があるといいな(運転者付きで)。(勘定は¥560)

餃子の店 福みつ

静岡県浜松市中区佐藤1-25-8

 

( 浜松 はままつ ふくみつ 餃子 ぎょうざ ギョーザ 浜松餃子 はままつぎょうざ 浜松ギョーザ はままつギョーザ 持ち帰り )

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川原町泉屋 @岐阜県岐阜市

2016年11月16日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

 

長良川が流れる風情ある岐阜市の古い町並み「川原町」近辺。その昔から「鮎」と切っても切れない関係にあるこの通りの、鮎料理専門店「川原町泉屋」へ。こちらは創業明治20年(1887)の岐阜名産を作る会社で、今は閉まってしまっているが本店は神田町にある。現在は5代目だとか。ちなみにこの店の創業は平成15年と新しい。訪れたのはもう長良川鵜飼もこの週で終わりという時期(訪問10月)。この川原町の店ではもちろん天然鮎のフルコース料理が頂けるが「御膳」と称した値打ちな品書きもある。夜は要予約らしいが、昼なら飛び込みで入ってもOKとのこと。店頭で品書きの中から「鮎らーめん御膳」を食べたい旨を告げると、調理場前のカウンター席に案内された。

ちょっと厨房内のバタバタしている臨場感が伝わり過ぎな狭い席だが、まず前菜の盛り合わせが置かれる。野菜のマリネと、子持ち鮎の熟れ寿し、熟れ寿しにクリームを合わせたパテとバゲット、鮎の骨を入れたグリッシーニ。老舗らしからぬ面白い品が並ぶ。その昔、江戸までたったの4日で献上したという長良川の鮎の熟れ寿司をこういう現代的な形で頂けるのはとても面白い。その酸味と塩気でどうしても日本酒が呑みたくなるが、我慢、我慢。

そしてメインの鮎らーめん。刻みネギと、鮎の開き、カリッと焼いた骨、身のほぐしがのっている。スープをひと口。旨い。分かり易い味にはなっているが、決して鮎だけで攻めることなくバランスが取れている。麺はプツンと歯切れのよいストレート麺。スープにも合っていて、のせられた刻みネギでさえ邪魔なんじゃないかと思うくらいのいい塩梅。”鮎”という特殊性を省いたとしても、和風のラーメンとして旨い。膳には白胡椒のミルも用意されていたので少しだけ試したが、このスープには余計な調味料だ。

麺を食べ切った後にはご飯が一膳用意されている。このご飯には「ゆかり」がかけられているが、これもスープを台無しにしてしまうかな。説明をしてくれた女性給仕が早口でよく分からなかったが、残ったスープにこのご飯と添えられた梅干しを入れて雑炊にして、とのこと(口頭よりも説明書きがあった方が断然いい)。最近では当たり前になってネット上には写真さえアップされてしまうこの食べ方だが、昔は自宅以外では行儀が悪いと言われ、たしなめられた食べ方。自分は外食で飯を丼ぶりにぶち込むことはまずしないので、ひと口づつレンゲでスープと合わせながら美味しく頂いた。

デザートは「飛騨山椒」のジェラート。最近人気のせいか値上げをしたようでガックリきた「飛騨山椒」だが、無類の山椒好きなのと、殊のほか香りがいいので以前から愛用している。ピリッとした風味と甘さがマッチして旨い。これすごくいいナ。ただ冷やし過ぎていてジェラートというには滑らかさに欠けるので、普通にアイスクリームと呼べばいいと思う。別売りってあるのかな。

ランチとしては安くない値段だが、内容を見てみればかなりのもの。特にラーメンに関しては群雄割拠の昨今に於いて、オリジナリティという意味でも、淡麗な滋味深いスープのラーメンとしてもかなりの完成度じゃないかな。ラオタ(ラーメンオタクの意)ならずとも味わう価値のある一品。(勘定は¥2,160)

 


 

 

↑ 秋らしい日差しになってきた川原町、玉井町、元浜町の街並み(写真上左)と、玉井町にある「桑原家住宅事務所」(建築詳細不明・写真上右)。

 

↑ 元浜町の「旧・櫻井銘木店店舗兼主屋」(上左・明治期建造・登録有形文化財)と、屋根神様が祀ってある町屋(家屋名失念)。

 


 

 

川原町泉屋

岐阜県岐阜市元浜町20

 

( 岐阜 ぎふ かわらまち 川原町 鮎 あゆ 長良川 ながらがわ 鵜飼 鵜飼い うかい ラーメン 熟れ鮨 なれずし 熟れ寿司 御鮨街道 飛騨山椒 町屋 近代建築 )

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Hysteria + Adrenalize / Def Leppard

2016年11月15日 | ハードロック・へヴィーメタル

Hysteria + Adrenalize / Def Leppard (2009)

デフ・レパード(Def Leppard)の大ヒットアルバム1987年の「Hysteria」と1992年の「Adrenalize」のカップリング2in1。1983年の名作「Pyromania(邦題:炎のターゲット)」の後に、ドラマーのリック・アレン(Rick Allen)が事故で腕を失い、メンバーのドラッグ問題もあり存続が危ぶまれたが、見事復活し(特別製ドラムで演奏)、発表したアルバムは2,000万枚を売るメガヒットとなり、アルバムからはなんと7つのヒット曲が生まれた。チャートには3年も居座り続けたとか。「Pyromania」は大好きだったので愛聴したのだが、その後の活動はシングル「Me And My Wine」以降、件の事故で止まってしまったので、その後は何となく離れてしまっていて、復活後の各曲はチラッと耳にしていたもののアルバムは結局買わなかった。その間に「タモリ倶楽部」の名物コーナー「空耳アワー」で収録曲が何度となく採用されたので、もうその歌詞しか思い浮かばなくなってしまった(笑)。

若干オーヴァー・プロデュースなような気もしないでもないが、煌びやかで密度が濃く、彼らが海外で「グラム・メタル」とか評されているのも納得。彼らの真骨頂と言えばジョー・エリオット(Joe Elliott)の高音ヴォーカルと、流麗なコーラス・ワーク。どちらのアルバムもデフ・レパード節と言わんばかりのコーラスはたっぷりと収録されている。「Hysteria」が圧倒的なヒットだったので、次はどうかと調べてみれば「Adrenalize」も700万枚売っているんだね。スゴイ。発売当時、自分の音楽の好みがズレてきていたので聞き逃したが、今聴くと本質的にはあまり変わっておらず、なかなかイイ(大ヒットアルバムに対してデカい態度で申し訳ないが)。2in1のCDを買ってしまったせいもあるかもしれないが、それぞれが少し長いし、やはりトゥー・マッチな部分もあって、オッサンになってしまった身にはお腹がいっぱいなのが悲しい。密度が濃いと言っておいてなんだが…。当時しっかり聴いていればもう少し追っかけていたかもしれないナ。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2009/7/7)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Mercury
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清水屋 @岐阜県岐阜市

2016年11月14日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市金竜町の合同庁舎の向かいにあるお好み焼・焼きそばの店「清水屋」。この辺りは一方通行の道だらけで迷うこと間違いなし。自分もいつ通っても2~3回グルグルと徘徊する羽目になる。この店目当てに向かったが、やっぱり見過ごした(笑)。店は向かって左側が古さの残る佇まい、右は比較新しく、飲食スペースになっている。創業はいつか分からないが、古い方の建物でやっていて拡張したのだろうか。店に入ってテーブル席に腰を下ろし、壁に貼ってある品書きを眺める。お好み焼が先頭だったが、気分は焼きそばだったので「やきそば・並・玉子」を注文した。女性主人は1人で、お茶を出してくれて注文を訊いたあと、古い方の建物に行って調理。

しばらくして平皿に盛られた焼きそばが運ばれた。上にのった目玉焼きは抜群の焼き加減で、早く黄身を割ってくれと懇願しているかのよう。グッと我慢して塗り箸を手に取り、まずはそばの部分を手繰る。かなりの細ストレート麺で、あまり食べた覚えのない変わった麺。どこで仕入れているんだろう? ソースは多めで、刻んだ紅生姜がのっている。家庭的な味でスルスルっといけてしまう。途中で玉子の黄身をつぶし、麺に絡めていただく。もちろん旨いに決まっている。次はやはりお好み焼にしてみようか。東海地方では一銭洋食のような薄焼きを半分に折って提供するのが定番だが、ここはどうだろう。ちなみに定休日は老舗「丸デブ」と同様に「6」の付く日らしい。(勘定は¥400)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

清水屋

岐阜県岐阜市金竜町5-3

 

( 岐阜 ぎふ 清水屋 しみず屋 お好み焼き 焼きそば やきそば おこのみやき お好みやき 焼きうどん 合同庁舎 法務局 梅林公園 )

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志蕎庵 江月 @名古屋市名東区・引山

2016年11月13日 | 名古屋(名東区・天白区)

名古屋で蕎麦といったら必ず名前の挙がる人気店、出来町通の引山の交差点にある「志喬庵・江月」。まだまだ日差しが強く暑かったある日の訪問。初めて店へ行ってみた。店の隣ひとつ挟んだ駐車場に車を停めるが、さすがは人気店、時分どきとあって店内は満員。待ちが3組も。待ち椅子も塞がっていたので居場所がない。狭い店内で、人が食べている傍で立って待つのはいかがなものかと、暑かったけれど「外で待ちましょうか」とこちらから声を掛けると、給仕の若い女性は「はい、お願いします」と。強い日差しの下、自分が外で待っている間にも次々と客がやってきて暖簾をくぐって中に吸い込まれていく。でもその人達は全然出てこない。え?後から来たその人達は中で待たすの? じゃ、外でひとり待っている自分はただの阿呆か…。やっと呼ばれて中に入ったが、案の上、レジ付近はごった返しているし、自分より後から来た人達は涼しい顔で待ち席で座っている。うーん、なんだかな…。

ま、それはさておき、相席の大テーブルに座って「せいろ」を注文。(そばの前にあまり飲みたくない)蕎麦茶が置かれる。しばらくして出てきた蕎麦は瑞々しく、角が立った端正な姿。自家製粉、十割、手打ちだそうだ。つゆはキリッとした辛汁で好み。しっかりと締められた細切りの蕎麦を手繰る。少しつゆが少ないが、暑かったので冷たい蕎麦の口当たりが心地良い。なかなか旨い蕎麦だ。食べた終わった後に置かれた蕎麦湯はとろみの強いもの。一緒に置かれた徳利の中にはつゆがたっぷり。これ、最初から出しておいて欲しかったナ…。その代わり蕎麦湯はたっぷりいただけたが。炎天下でひとり待たされたこともあって、ちょっと後味が悪い初訪問になってしまった。涼しくなってきたから次は落ち着いて頂くことが出来るだろうか(←人間が出来ていないゾ)。(勘定は¥900)

志喬庵 江月

愛知県名古屋市名東区引山3-110

 

( 引山 ひきやま しきょうあん こうげつ 蕎麦 蕎麦切り そば そばきり 十割蕎麦 自家製粉 手打蕎麦 行列 )

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丸井合名会社 @愛知県江南市

2016年11月12日 | 愛知県(尾張)

布袋本町通りにある酒造「丸井合名会社」。麩饅頭で有名な老舗和菓子屋「大口屋」の向かいにある。酒造らしからぬ社名だが、店先に掲げられている緑青(ろくしょう)の吹いた風格ある銅看板には逆読みで「創業寛政二年・御酒所・丸井村瀬酒造場」とある。寛政2年というと1790年だから、220余年の歴史だ。町屋造りの店のガラス木戸を開け店内へ。土間にあるテーブルの上に数種の酒瓶が1本づつ、後ろの木の棚にそれぞれの酒瓶が並ぶのみのシンプル極まる陳列。声を掛けると奥から女性(奥様かな)が出ていらっしゃった。さすがにお初の酒を1升瓶で買って持て余すと嫌なので4合瓶で「原酒」を購入。こちらの代表銘柄は「楽能世(楽の世・ラクノヨ)」だが、それの原酒っていうことでいいのかな。

ラベルにはドーンと「原」の文字。生酒ではないので火入れはしてある。店では「冷や」(あるいは「冷やして」だったか)でと言われた。原酒だから加水していないと思うが、アルコール度数はなんと20度。通常の酒が15度くらいだからかなり度数が高いのが分かる。口に含むとさすがにどっしりとした濃い味。冷や(常温)でも香りが強く、これを燗つけたら香りだけで酔っ払いそうだ。さすがに呑んべえの自分も「和らぎ水」が必須。ガツンとくるフルボディーを楽しんだ。当たりが強すぎて淡い味の酒肴には合わせ辛いかもしれないが、これからの季節、豚肉や猪肉を使った濃い味噌鍋なんかにはとても良さそう。(勘定は¥1,000)

 


 

↑ 名鉄犬山線に乗ってもご尊顔を拝むことが出来る「布袋の大仏」。古いものだと思っていたら、昭和29年(1959)に個人が夢のお告げから独力で手作りした大仏なのだとか。しかも所有者なのか裏には住居兼治療院が!(現在は近くに移転とのこと) 知らなかった。

 


 

 

丸井合名会社 

愛知県江南市布袋町東202

 

( 江南 こうなん 布袋 ほてい 丸井酒造 丸井酒店 丸井酒造場 日本酒 醸造 ラクノヨ 楽の世 江南の酒 原酒 布袋の大仏 )

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From The Vaults, From The Vaults 2 / 四人囃子

2016年11月11日 | ロック(日本)

 

From The Vaults / 四人囃子(2001)
From The Vaults 2 / 四人囃子(2008)

日本の伝説のロックバンド「四人囃子」の発掘音源をCD各5枚づつにたっぷりと収録したデジパック・ボックス・セット計10枚。ある中古CD屋で、パッケージの傷みがひどく、CD盤面に傷も多いという事で安値で投げ売りされていた。すでに名盤「一触即発」(’74)は聴いていたのですごく興味があったが、何と言ってもこちらはほぼ初心者。同時代に聴いてきたファンでないのはもちろん、後追いだって遅すぎるぐらいだったので、手に取ったもののすぐさま購入という訳にはいかず、レジには向かわず店を出た。

ただ何日経ってもふと思い出してしまう(笑)。←これ「買え」のサイン(自己基準)。もしまだ残っていて、検盤して納得したら買おうと、結局1周間後にもう一度店を訪問する。結果…まだ残っていた。頭の中で(¥1,280×2)÷10=¥256(/枚)なんていう意味の無い計算をしたりして自分を納得させ(笑)、レジへ。ただ検盤は…すっかり忘れていた(苦笑)。帰ってから包んであったビニールを剥がす。オォ、かなりの傷み…。盤面も無残…。冊子などは全部揃っているが、こんなマニアックで安くない商品(計¥20,000)を買う人がCDをこんな風に扱うなんて…なんて奴だ。でも幸い聴くには問題無く、ひと安心。

パート1はライヴ音源中心(収録内容はこちらのサイトに詳しい)。最初期の1972年から再結成後の1989年のライヴが中心で、その他に未発表スタジオ音源もある。初期のライヴを聴いてみても日本人離れした、早熟なバンドの力量が見て取れる。ハイ・レヴェルですごいなァ。

どういう経緯か知らないが別会社から発売されたパート2は、何といってもあの名盤「一触即発」や正式デビュー前の「ある青春/二十歳の原点」を含むスタジオ音源の未編集素材+さらなる発掘ライヴ音源。あの完成度の高いアルバムが、スタジオでのつぎはぎ作業で作られたものでははなく、しっかりとした構成で演奏されていた事実を知るだけですごい。

しかしよくこんな状態のマスター・テープが残っていたなと感心。当時の録音テープは劣化して癒着してしまったりとトラブルが多いと聞く。デジタル・リマスタリング作業もある意味"職人技"の世界だというから日本にも優秀なエンジニアがいるんだろう。海外の60~70年代に活躍したアーティストはどこまでやるのっていうくらい、微に入り細に入りアーカイヴが掘り尽くされているが、日本のアーティストでここまでマニアックなのはまれ(たぶん)。なかなかエポック・メイキングなボックス・セットだと思う。それだけの魅力を持ったバンドだったということ。まだ通して何回か聴いただけだけれど、これからじっくり聴き込もう。

中古店にて購入(各¥1,280)

  • CD (2001/12/21)
  • Disc : 5
  • Format: Limited Edition
  • Label : 有限会社PSC
  • CD (2008/5/24)
  • Disc : 5
  • Format: Box set, Limited Edition
  • Label : ダブルデア・パブリッシング
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