お盆も終わり、帰省の人たちのUターンラッシュがテレビで
報道されています。
新型インフルエンザで、日本初死亡者がでました。
免疫力の落ちている方たちへの感染が心配されます。
うちも叔母が、25キロと低栄養状態なので… 心配です。
昨日、同病の先輩のお見舞いへ車を走らせている時、
ラジオで谷村しんじさんが言っていた言葉が、心に響きました。
谷村さんは『言霊』の存在を信じています。
私も信じます。 サザンの愛の言霊が私は好きです。
谷村さんは
「怒って(悪いものを)背負って、泣いて(その悪いものを)流して
、笑って(よいものを)もらう」
とても心へしみました。
『怒って背負って、泣いて流して、笑ってもらう』
私たちは、一人で生きている訳ではありません。
前向きに明るく生きる、努力する、頑張る人の周りには、
よいものがよって来る! と私は信じています。
今日は、「お盆」の行事の続きです。
―13~15、16日まで― 《仏迎えと仏送り》
いよいよ本番の先祖祀りの説きです。仏迎えは、今日では自家
の墓から迎え、また終われば墓へというのが多くなっています。
しかし、これとは別に、ご先祖さまが集合している世界があると
日本人は信じております。
その一つは海のかなたです。
これは学問的には「海上他界」の信仰を申します。これに対し
「山中他界」は、聖なる山に同じ世界があると信じられています。
その代表的なのが高野山です。その他にも大山・羽黒山・立山等
があります。
ここからご先祖さまを迎え、また送るという信仰もあります。
高野山付近では「十日登り」という言葉があり、13日に自家の墓
から先祖さまを迎える前に、高野山に参拝します。
これは、ご先祖さまが高野山におられますという信仰に基づく
ものです。京都では六波羅に参って来るという信仰があると聞いて
います。ここにも京都住民の古い墓地があります。
日本は海に面する国です。ですから「海上他界」の信仰は今でも
強く生きております。「仏流し」または「灯篭流し」がその信仰です。
海の彼方から里帰りされたご先祖さまを、またお送りするという
儀式です。
また新盆には地区の人が組んで船をつくり、それを海に流す風習
もあります。
『南無阿弥陀仏』と大きく書かれた帆を立て、たくさんの供物を
積み、新盆を迎えた死者の霊は、多くの子孫たちに見送られ、念仏
とともに海のかなたへと帰っていかれます。
また川へ流す所も多くあります。川原に小石を積み、そこに供え物
をして送る例が多くあります。石を積むのは、先祖を祀る古い型で、
賽の河原でよく行われています。そのまま水に流されて下流にいき
ますが、川は海に通じています。つまりは海の彼方に送ることに
なります。
仏の迎えと送りには、火が焚かれます。家の前に松明を結び
つけた竹が立てられ、夕方に点火すると、いかにもご先祖さまが
来られるという雰囲気が生まれます。近頃はよくローソクが使わ
れていますが、雰囲気がずっと落ちます。送る場合も同じです。
河原に火を付けた大松明を立てるところもあります。
今日も暑い一日です。昨日、主人が軽い熱中症のような
症状になって、しばらくその場で休んでいた、と言っていました。
どうぞ、みなさま お体お気をつけて、ご無理をなさいませんように。