日本棋院発行の初段を目指す総合雑誌「月刊・囲碁未来」に、「nagoya amigo/みらいワークショップ ~初級者脱出のカギがここに~」という連載講座があります。
2月・3月号(第5・6回)は「早打ちのススメ」でした。
講座の内容を要約すると以下の内容でしょうか。
・理屈や知識ではなく、感覚・体で覚える
・失敗を恐れない
・迷ったときは一個だけのテーマを決めて打つ
(迷ったら攻める、迷ったら守る・・・)
・入門のときから長考派で強くなった人はいない
・とにかくたくさんの対局数をこなす。知識はやってみながら身につく
・人の意見は参考程度、自分を信じて
・大会など緊張感のある碁と、練習碁などリラックスに楽しむ碁のメリハリをつける
◇ ◇
こども囲碁教室では「よく考えて打つように」と言ってますが、大多数はこちらの思惑より速く打っているのが実態です。
それでも1割~2割の生徒はなかなか手数が進まず、進行の妨げになっているケースもあります。
ただ「速く打て」と言っても、どこに打てばいいのか分からない・・・。
難問ですが、本講座を指導の一助にできればと思っています。
◇ ◇
大人の世界でも長考派がいます。県代表戦など大きな大会ならともかく、仲間内の大会でもいますね。大会の運営側としても、余計な気を使うことになります。
「相手の長考にイラついてミスが出る」、そんなケースで負けた人も多いと思います。
プロや高段者の場合は、多くの手をヨムという作業で時間が必要かもしれませんが、それ以外のレベルではそんなに深くヨムのは困難で、「ただ迷っているだけ」のような気がしますが・・・。