第68期本因坊戦七番勝負第3局が6月5日、6日に北海道釧路市で行われた。結果は黒番の高尾九段が中押し勝ちをおさめ連勝、シリーズ成績を2勝1敗とした。
井山が追いつくか、高尾が3勝目を挙げるか、第4局は6月17日、18日に宮城県白石市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「高尾連勝、重厚な攻め 井山をKO」 「井山、必死の追い込みも・・・」
(週刊碁見出しより)
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「重厚戦車・高尾」らしい打ち回しで2連勝、エンジン全開といったところでしょうか。
「五冠王・井山」どうも本来のキレがイマイチのようです。お疲れでしょうか・・・
本局では有名な手筋の「石塔シボリ」が出現。取られるのを承知で打った高尾さんの好判断が評判でした。ザル碁党には理解できない変化ですね。
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今回の対局地は北海道釧路市阿寒町「あかん鶴雅別荘 鄙の座」。マリモで有名な阿寒湖に隣接しているそうです。
「鄙(ひな)」と読める人は少ないでしょうね。「ひなびた温泉」のような使い方のようです。
マリモで思い起こすのは「毬藻(マリモ)の歌」でしょうか。
高校の修学旅行で瀬戸内海の小豆島をバスで周遊しました。その時バスガイドさんがこの「毬藻の歌」を紹介し、みんなで歌ったんですね。
修学旅行も終わりに近く、哀愁と旅情に感じるものがあったのでしょう。
今思うと、なぜ小豆島でマリモか・・・
「毬藻の歌」
♪ 水面(みずも)をわたる 風さみし~
阿寒の山の 湖に~
浮かぶマリモよ なに思う~
マリモよマリモ 緑のマリモ~