「第59回全日本アマチュア本因坊決定戦」の県大会の本選が6月23日、群馬囲碁センターで開かれ、太田市の石井成幸さん(74)が2年連続11回目の優勝を果たした。石井さんは8月23日~25日、東京都千代田区の日本棋院会館で開かれる全国大会に出場する。
本選には16人が出場し、試合はスイス方式4回戦で実施。決勝戦は、石井さんと、桐生市の奈良昌利さん(61)が対局し、二目半で熱戦を制した。成績は以下の通り。
▽優勝=石井成幸(太田市)▽準優勝=辻井一郎(高崎市)▽3位=奈良昌利(桐生市)▽4位=高橋直飛(伊勢崎市)
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6月16日に行われた県予選、45人が熱戦を展開。本選出場者16名は次の通り。
市川哲雄、井上肇、金谷渡、木村真一郎、斉藤和男、笹口和秀、佐藤貞夫、佐藤義栄、関沼マーティア、高橋直飛、辻井一郎、石井成幸、上武和夫、岡田俊夫、奈良昌利、藤井光男
(毎日新聞群馬版より抜粋)
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「県アマ名人」に続き「県アマ本因坊優勝」と二冠を制した石井さん、70歳を越えてこの活躍は驚異ですね。
決勝戦は「県アマ名人」と同じ奈良さんとの対決、時間に追われながらも僅差で勝ち抜く粘りと集中力には脱帽です。
これまで順位の決定は「スイス方式に準ずる」という方式でしたが、不満の意見もあり見直しを迫られています。「運」の要素を極力排し、実力と順位が一致するような方式を考えなくては・・・
県予選では小学生3名、中学生1名、高校生2名が参加。大人との対局は苦戦のようでしたが、この経験はプラスになることでしょう。
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昨日、今日と行われたプロの本因坊戦第5局は井山・本因坊が高尾・挑戦者を破り、3-2とリードしました。
井山さん防衛の確率が高くなりましたが、第6局の行方は・・・