こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

先輩と墓参り

2012年12月23日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
病理医である不肖コロ健、一応専門とする臓器が二つある。本当は、一つの臓器だけやりたいのだが、なにせ、病理医が少なすぎるので、一人で二つ三つの専門領域を持っている病理医は少なくない。それに、二つといっても、多くは枝分かれしていて、臓器として二つだが、その内容はそれぞれのごく一部だ。

私は医科大学を卒業した後、その大学の助教授(当時はこういう言い方をした。今でいう准教授)のところで勉強させてもらいたかったのだが、「僕は助教授だから、君の面倒を十分見てあげることはできない。母校の教授を紹介するからそっちでやったらどうか」とすすめられ、その大学の大学院に進んだ。いま所属している病理学教室である。

その、教室にはそうそうたる病理学者がいて、そのうちの一人は、現在私の専門領域の伝説的な大家だった。顕微鏡を一緒に覗いたのは2,3度しかなかったし、もちろんその大家の先生の弟子とういわけではなかったのだけど、孫弟子のような感じでこれまでやってきた。
その大先生のお墓が鎌倉にあって、そのまな弟子の先生が墓参りに来るというので、ご一緒させていただいた。

鎌倉は、晴れたり曇ったりで一日中寒かった。
お墓参りの後、オッサン二人で鎌倉観光、というか鎌倉をご案内した。こんなに寒くても、結構な人出。
小町通りのちょっと先にある、酒のうまいうどん屋にお連れして、舌鼓を打って故人をしのんだ。


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村


医学 ブログランキングへ