カモメのジョナサンを読み終わった時の思いはずっと忘れないでいた。そして、今回も読んでよかった。
私、コロ健は残念ながら群れの中の一人に過ぎないけれど、傑出した異端児を認めるだけの度量はもちたい。 そして夢を持っていたい。
犬は、何物にも代えがたい伴侶です。
2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:753ページ
ナイス数:153ナイス
かもめのジョナサン完成版の感想
ラストはすっかりカモメを超越していて、感動的な余韻が残った。宇宙の中の地球と、地上の無数のカモメの営巣地のうちの一つであるジョナサンがいた群れは同じ。私たち人間はこの小さい地上に縛られ、奪い合い、憎しみあい、殺し合っている。人間としてありたいと思う生き方をすることで、地上の人々を愛することができる。Part 3までで物語を終わらせることはできていたけれど、このエピローグとしてのPart 4によって、凡人である私は、30年以上わからなかったこの物語のことが、私なりにやっと理解することができたように思う。
読了日:7月23日 著者:リチャードバック,ラッセルマンソン
あなたと暮らせてよかった―犬から聞いた素敵な話の感想
犬と人の心温まる話。感想は基本的に前作と同じ。犬が何をどう思っているか、わかるような気がする。もちろん、わかるわけは無いのだけど、少なくとも今まで以上に優しくなれる。家に帰ったら、いつもの倍なでてあげようと思った。
読了日:7月19日 著者:山口花
それでも僕は夢を見るの感想
こんなおっさん(当年50歳)になってしまっても夢を持てるのかと手に取った。最初は、誰に何を伝えたいのか判らなかった。二度目で文と絵が重なってきた。もう一度読み、この感想を書いている。“手紙”は人生の振り返り。あれほどの文章が書けるのなら、さぞ豊かな人生だったろうに、ということは実は人それぞれ、人生は素晴らしいということか。それは分かったのだけど、私自身の夢はこの本を読んだあとも見つかっていない。たぶん、私のすぐ横にあって、気がつかないだけなんだろうけど。考えるきっかけはもらった、あとは自分で見つけないと。
読了日:7月17日 著者:水野敬也
犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語の感想
自分のブログで、「犬の散歩なんてしている暇なんてあるのか!」みたいなことを書いたら、「犬にとって散歩はつまらないことですか?」とのコメントをもらった。そしてその日、久しぶりに寄った本屋で平積みされていたこの本が目に入った。“はじめに”を読んだら、書き出しが犬のエサについてだった。犬のエサを買いに行ったことについて、同じブログで書いたばかりだった。仕事帰りに寄った本屋で買ったので、電車の中では涙をこらえるのに苦労することになってしまった。
読了日:7月15日 著者:山口花
読書メーター