よく怒る人がいる。怒りっぽい人だ。
こういう人にはあまり近づきたくない。こういう人は人が近づいて来ないから、孤独になる。
さほど怒ることのない人でも、たまに怒ったりすると「あの人、実はこわいんだ。」ということになり、幾人かの人は去って行く。そして、少し寂しくなる。
こと人間に限っていえば他人は自分の一部だ。だから人に対して怒る、というのは自分の何かを失うことだ。
生きて行く上で、最も大切なのは人だ。
お金は大切だけど、結局は二の次だ。お金を持っていても、働いてくれる人がいなくては役に立たない。もしも抜けられない無人島に漂着したら、お金は役に立たない。流された人同士で怒らず仲良くやっていくしかない。
人を失いたくなければ、怒ってはいけない。
自分の意に添わないことをするから相手を怒る。いつの間にか、それには悪意が混じる。けれども怒られる方は怒られたくてしたことではない。わざとなんかしていない。
仕事でなんて、特にそうだろう。だから、怒らず、相手を受け入れる。
そうやって、怒りを抑える。
人間社会は複雑だから、何でもかんでも解決できるなんて思わない方がいい。まずは、目の前の人、周囲の人に対して怒らない。
そんなことから始めてみたら、人、すなわち自分の一部を失うことは無い。
嫌われたっていい、なんていうことを言う人がいるけれど、あれは真実ではない。
人は人がいてこそ人でいることができる。
だから、怒りに任せて人を失うようなことをしてはいけない。
我慢するのではなくて
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