こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

歩くだけでも病気の予防

2014年08月28日 | 通勤・交通・旅行

このブログの中で、何度も書いているが、都内の駅を降りてから勤務先の病院まで、朝晩片道35分ほど歩いている。歩数は 片道5,000歩ほどで、朝晩往復で歩数は10,000歩を超える。距離にして7キロメートル。鎌倉から都内という遠距離通勤で、ジムに行くような体を動かす時間が一切無く、それでいて、メタボ体型にどんどん変身しつつあった頃、どうしたものかと考えた挙げ句、背水の陣で歩き始めて、早いものでもう5年近くになる。

体調が少々すぐれなくても、夏の暑さの中でも、朝晩の通勤での歩きを欠かしてはいけない。雨にも負けず風にも負けずである。

残念ながら、メタボ体型の改善にはいたっていないが、幸いメタボリックシンドロームにはいたっていない。5年前の決断が無ければ今頃、糖尿病か高血圧症の症状が出ていたかもしれない。

 

だが、毎日歩き続けるのはつらくなる時もある。だから、一気に涼しくなって来た昨日今日、今年も一夏乗り切ったかと思え、妙な充実感さえ持ってしまう。

 

そんなコロ健、先日テレビでちょっと嬉しいことを聞いた。何でも、横浜市が市民の健康増進のため万歩計を配るとのこと。私は鎌倉市民のため(とても)残念なことにその恩恵に預かることができないのが残念なのだが、そのニュースの中でウオーキングの効用についての説明があったのだ。

ちなみに、病気予防の目安として、毎日の歩行が、

       2,000歩/日で、寝たきりの予防。

       5,000歩/日で、要介護、認知症の予防、心疾患、脳卒中の予防。

       8,000歩/日で、動脈硬化、ロコモティヴシンドローム、骨粗しょう症、高血圧症、糖尿病の予防。

になるとのこと。具体的に書いてあるが、疾患はバラバラで、心疾患、脳卒中はすぐにもなりそうだし、動脈硬化、高血圧はもう少し先の話。寝たきりだの認知症はずいぶん先の話だ。それに、それぞれがオーバーラップして発症してくることなので、厳密にどの疾患を抑えたらいいかというのは難しい。

とはいえ、転ばぬ先の杖という言葉もある、して悪いことではないだろう。それに、ここに挙げられてはいないけれど、歩くことは免疫力の向上にもつながる。

 

いくら歩いたところで、結局は”あっさりと”これらの疾患に罹患することになるかもしれないし、歩いているときに交通事故にあうかもしれない。これまでに車にひかれそうになったことは一度や二度ではない。

そうなったら元も子もないが、人生そんなものと思って生きていなければ、がっかりすることばかりになってしまう。

 

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