私は子供の頃から朝日新聞の読者だ。親が朝日の読者で、結婚してからも朝日を購読している。今、50才なので字が読めるようになってからの40年以上は朝日を読んでいる。少年朝日年鑑も私の愛読書だった。一番良く覚えているのは、三島由紀夫割腹事件の写真だ。
私の人格形成、思想形成に朝日新聞は重要な役割を占めてきた。
だから、先日(8月5日)、一面トップにあった先の大戦における従軍慰安婦の問題について、2日わたっての特集を組むという見出しには驚いた。解説委員による文章は丁寧語で書かれていた。
丁寧語の文章などというもの、訂正かお詫びか料金値上げのお願いくらいでしかお目にかからないもので気持ちが悪い。
それが一面トップである。
従軍慰安婦の問題については、朝日の報道が発端となっているのは周知の事実だ。この問題、ここ数年、日韓関係がこじれてしまった原因の一つにだが、この件について、朝日はずっと沈黙していた。朝日の読者である私はそれが事実であると思っていた。
今回の、特集記事の見出しは、読者の疑問にお答えします。だった。ずいぶんこまごまと書いてあったが、どれも要領を得ない。どうやら、最初の報道がどうやら誤報であったと言っているように読めた。これには参った。
訂正するなら、もっと早くできなかったのか。そして、訂正したのであれば、読者の疑問ではなく、他のマスコミ、国民の疑問に答えると言って欲しかった。三島由紀夫の写真と同じく良く覚えているのが珊瑚記事捏造事件の写真。あの写真もよく覚えているが、それ以上の捏造記事である。なにせ、ことは国際問題だ。
私は、ずっと朝日を読んできた。配達のお兄さんもいい人なので、購読を中止するのも気の毒だと思っているのだが、今度ばかりはどうしようかと思ってしまう。
きちんとしたけじめを
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