「夫婦は、社会の最小単位でしょう?だから、夫婦仲がよい、というのはその小さな社会が幸せということなの。
その小さな幸せな社会がたくさんあれば、その外の大きな社会も幸せになるし、世界中が幸せになるに違いないわ」。
妻は夫婦というものを本気でそう考えている。だから、私たちの夫婦仲を良くすることが、社会貢献につながるようなつもりでいる。
夫婦仲がよい、といっても何をもってよいというのか。それは、人それぞれだろう。
夫婦、というと今の世の中、結婚しない人も多いのだが、この世の中にいる人は何らかのカップルから生まれている。そのカップルが一つの社会を作ったものが夫婦という社会だ。
この小さな”社会”を維持することはなかなか大変である。自分以外の人と相当な時間一緒にいることになるわけで、そのことを受け入れなくてはいけない。
連れ合いは、朝起きたらいるし、寝る前にもいる。家を出かけるときにもいるし、帰って来たっている。そんな相手と常に、仲良くしているということはなかなか難しい。
結婚に上手下手があるかはわからないけど、長続きさせるということは難しいのだろう。幸せでない結婚で、離婚する人たちも多い。
結婚する若者が減り、離婚する人たちも増えているらしい。
くわえて、働く女性が幸せになりにくい社会構造。
このままの状況が続くと、日本という国はあまり幸せな社会にはならないような気がする。
結婚に夢が持てる社会になって、その結婚生活が幸せであり続けるような社会になってほしい。