こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

大雨と人間

2017年06月21日 | 日々思うこと、考えること

ずいぶんとひどい雨が降った一日だった。駅までの往復で濡れてしまったが、一番の雨雲が通り過ぎたのは日中で、その間私は窓のない部屋でひたすら顕微鏡を覗き込んで仕事をしていた。時々手洗いに立つときには、小さな窓から中庭に降る雨が見えるが、木もなく流れる雲もみえず、コンクリの床に降るのを見るだけでは、雨の程度も風の様子もあまりよくわからない。


雨が降るたびに思うのは、清掃局の方々のご苦労だ。今日はペットボトルと剪定材の日だったので少しホッとした。ペットボトルも枝葉もビニール袋に入れてあるのであまり濡れない。これが紙類の日だったりすると気の毒になる。かといって、回収を先延ばしされても困るので、申し訳なく思いつつもお願いすることとなる。


以前、このブログに、"コロ健さん(私のこと)は夏の炎天下で仕事をするようなことはないでしょう?"というようなコメントをいただいたことがある。たしかにそうで、そういう意味では私の労働環境は悪いものではない。そのコメントはそれきりで終わっていたけれど、炎天下で大変な思いをしながら仕事をしている人もいるのですよ、といいたいという想いを感じた。



風雨は天からの恵みであって、降らないでいたら困るのは私たちだけど、度が過ぎても困る。夏の暑さもそう。でも、自然に包まれて生きていくということは、人間が地球上で生きていくことの前提で、文明化が進んでも結局のところ自然から逃れることはできない。などということを、吹き返しの強い風の吹くホームで考えた。

帰ってきたらバラがだいぶ散っていた

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