近畿・中国地方へ出張するときは新幹線を使う。広島以遠であれば飛行機もありらしいが、鎌倉から新横浜の方が羽田まで行くより楽だ。
新幹線でどちら側に乗るかというのはなかなか悩ましい。海を見ながら行くか、富士山を見ながら行くか。
新幹線の普通車の座席配置は海側が3列、山側が2列になっている。下の図では左が大阪方面で、上が北(富士山側)となる。
電源コンセントを確保したいので、窓側の席というのが前提となる。私は閉所が苦手なので、3列シートはなるべく避けたいところなのだが、海を見たいとなるとA列を選ぶこととなる。以前は比較的このA列を選んでいたが、奥に座るのがやはりおっくうになって、E列を選ぶようになった。富士山も見えて嬉しい。
思っていたほど、長い時間見えないのが残念だが、学会の準備をしながらの移動だと、ふと顔を上げた時、富士山の姿が見えるとなんだかホッとする。
この前の大阪からの帰りには夕映えする富士山の写真を撮ることができた。ここ数年待っていた風景だ。
難点は、このE列というのは、なかなかとることが難しい。
E列が取れない場合は、通路側のC列かD列に座ることにする。D列は二人がけの微妙な緊張感があってちょっと苦手なので、C列を選ぶことが多い。
A列の人はすっかり寝込んでいる人が多いようだし、B列に座る人は東京名古屋の移動の人が多いので、あまり気にならない。
知人でグリーン車での愉しみ(サービス)をフェイスブックやインスタに投稿している人がいて、羨ましいと思うが、残念ながらそのチャンスはなさそうだ。E列に座ることができて、美しい富士山の姿に出会えることを慰めとするしかなさそうだ。
今度も見えるかな?