こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

鎌倉駅の大屋根のツバメの巣

2017年06月22日 | 鎌倉暮らし

アジサイで大にぎわいの鎌倉界隈。

先週末の午前、用事があって北鎌倉駅で降りたらものすごい混雑、さらにはアジサイで有名な明月院に並ぶ人の列が駅のすぐそばまで来ていて驚いた。 もちろん鎌倉のアジサイの名所は明月院だけではなく、鎌倉駅を経由して長谷寺、成就院へ行く人もいる。また、アジサイはさておき鶴岡八幡宮にはほとんどの人が参拝する。鎌倉駅はこの時期、いつにも増して混雑する。そして駅に七夕飾りが置かれた数日前の帰り、自動改札の一つが通れなくなっていることに気がついた。どうしたことかと思ったら、この頭上にツバメが巣を作ったとのこと。そのフンが落ちて来たら大変と考えたのかどうか分からないけど、とにかく巣の真下に当たるところを通行止めとしたようだ。

通行止の改札機には「ツバメ子育て中」とある。

こう書いてあっても、なんで通行止にしなくてはいけないのかが分からない人は少なくないだろうけど、そういう人はまあ、仕方ない、分からないままで諦めてもらおう。

2枚目の写真で、上を見上げている人たちの視線の先にそのツバメの巣がある。この3月にリニューアルしたばかりの鎌倉駅の大屋根の下に、早速居をかまえたツバメの一家の巣だ。

写真の上の方の円の中で、ずいぶん高いところに巣はある。

以前の勤務先の病院の最寄り駅に毎年巣を作るツバメは知っていたけど、鎌倉駅は初めてのような気がする。少なくとも改札口というのはなかったのではないか。

巣からは雛が3羽、顔を出している。最初に気がついた駅員さんは、よく気がついたな、と感心したが、果たしてこの真下がこの改札なのかはよく分からない。とにかくここが安全と、親ツバメが選んだ場所なのだろう。確かに、カラスも猫もリスもやってくることはなさそうだ。

親ツバメは全体が見渡せるところなのか、少し離れたところにとまって周囲を警戒していた。大したものだ。

今年の通行止は1台でも、来年以降たくさん巣ができてもっと閉鎖することにならないか心配したが、鳥には縄張りがあるだろうから、この新しい大屋根の下に居を構えるのは、この先も、このツバメ一家だけだろうと、心配はしないでいる。

鎌倉のアジサイの見頃は、今週末あたりが最高だろうから駅は人でごった返すに違いない。ただでさえ改札口は混雑するだろうけど、やさしい気持ちで見守ってあげるしかない。

都市で生き抜く動物たち、という話を最近テレビで放送しているのを見たけど、これも動物と人間が共存していく姿の一つなのだと考えさせられる。

 ヒナが落ちてこないかが心配

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ