昨日の朝日(結局、また読んでいる)の朝刊の”ReライフPROJECT”というコーナーの中のコラムで、作家の内館牧子さんが、こんなことを書かれていた。
『定年後は すてきな「終わった人」に』という題で、定年後の生き方について語ったあと、現役世代に向けて、”40、50代から「終わった人」になる前に何をしたらよいかと良く聞かれます。(人それぞれぞれ考え方はあると思いますが)私自身は、社会や会社から認められ、必要とされている間は、定年後のことは考えない方がいいと思っています。思い残すことなくやりたい仕事に時間を使うことが、終わった後に「成仏」できるコツかもしれません。”と結んでいる。なお、()内は私が入れた文章。心に深く染み入る一言で、コロ健、これは自分自身心に留めておきたくここに残した。
たしかに内館さんがおっしゃる通り、”人に必要とされるうち”、すなわち仕事を与えてもらっている間は、それに対して心を込めて頑張るしかないと思う。仕事があってありがたいとか、そういうことを考える必要はない。
終わることを考えるというのは、死んだ後のことを考えるのと同じであることのような気もする。仕事があるうちも、その後も連続しているものだし、常にそう考えていたら、仕事もその後の人生も楽しく、充実したものになるに違いない。結局のところ、生きることそのものを頑張るのが、人生を全うすることなのだ。
仕事に集中する