こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

人生の冬至に向けて

2017年12月04日 | 日々思うこと、考えること

目覚ましがわりにしているFM横浜から、横浜の夜明け時刻が6時37分だと流れてきた。どれだけ日の出が遅くなるのかと調べてみると今年の冬至は22日で日の出は6時47分だそうで、この冬一番日の出が遅いのはもうちょっと先で大寒すぎの1月14日前後の6時50分になるそうだ。横浜あたりでは7時過ぎにはならない。その頃の日照時間は10時間程度となり、しばらくは寒くて長い夜が続く。

今週末は二十四節気の”大雪”、季節はすっかり冬だ。

起きても外は真っ暗。空を見上げても、寝るときと違うのは月と星の位置だけだ。駅までの散歩もしばらく中止。体調不良もあって先週から妻に車で送ってもらうようになった。車載の温度計では4.5度、これだけ寒いと、元気な時ならともかく、ナイトを歩かせるのもかわいそうだ。日が高くなり気温がもう少し上がったところで妻に連れていってもらったらいいだろう。でも、こんなに妻に頼っていて、妻が体調を崩したらどうしようと思う。これまで、病気らしい病気をしないできてくれた妻に感謝する。

体調不良のことなど書いてしまったけど、寄る年波には勝てないと思うようになってきた。コロ健も今月で54歳。一昔前なら55歳での定年が普通だったので、その感覚からいったらもう、それなりの高齢者だ。そうなると、引退後の人生も真剣に考えなくちゃいけない。今や人生100年の時代。事故や災害、戦争がなければまだ40年以上生きることになる。自分が一体どのぐらい生きるのか、どのぐらい元気でいられるのかがよくわからない。長生きが人生最大のリスクだなんて、無茶な言い方までされることがある。でも、長生きしてしまうのなら、残り40年のうち30年ぐらいはなんらかの活動をしていたい。

人生を四季に例えたら私は今ちょうど冬に入ったところ。この冬に再び春は巡ってこないけど、自分の人生のよかったところがあれば、それを少しでも次の世代に残してやりたい。それはもちろん、暮らしやすい世の中、明るい世の中というもので、これを食い潰すことなく、次世代に残すにはどうしたらいいか。そんなことを日々考えながら生活して行くことが何より大切だと思う。10年後を人生の冬至として、今、ぼんやりしてたら、10年後には何もないし、大寒に当たるであろう20年後には後悔ばかりが残ることになるに違いない。

どれほど歳をとってしまっても、結局は今が一番若くて、スタートの時。今こそが春と思い定めて毎日を送りたい。

冬至を過ぎたら日は少し長くなる

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