NHKニュース
05月30日 12時46分
この不透明性はひどい。
毎日新聞が、岡山県議の報告書コピペを暴いてからNHKも頑張りました。
都道府県議会の議員が海外視察を行ったあとに提出する報告書について、NHKが全国の議会に取材したところ、報告書を閲覧するために情報公開請求が必要なのは、岡山県と和歌山県だけであることが分かりました。
NHKでは今月、全国47の都道府県議会に対して昨年度、議員が政務活動費以外の議会の予算を使って海外視察や調査を行ったかを尋ねました。
その結果、岡山県を含む22の道府県で実施していたことが分かりました。
これらの議会に対して視察後、議会などに提出される報告書を市民がどのように閲覧できるか尋ねたところ、岡山県と和歌山県の2つの県議会だけが情報公開請求しなければ、その報告書を見ることが出来ないことが分かりました。
このほかの議会では青森県や京都府など19の道府県は報告書をホームページに掲載しています。
また、新潟県では議会の図書室などで閲覧ができるということです。
地方政治に詳しい環太平洋大学の林紀行准教授は、「情報公開請求が必要というのは問題のある方法だ。視察が議員活動に役立てられているのかを住民がより簡単に検証できるようにするべきだ」と話しています。