一部の人には金のなる木だった五輪ビジネスが危機的な状況ですね。
もう騒動と言っていいレベルです。
IOCの資金源が米国の一放送局によること。
またその他あまたの国際、国内スポンサーの資金によるものであること。
東京五輪がそのことを明らかにしてしまいました。
「オリンピックというブランド」の全体像が明らかになりました。
周知のことでしたが、今回のように大会延期、中止もささやかれる状況では、
関係者の意向(選手や国民ではない)がよく見えてきます。
IOC,JOC,日本政府は絶対にやりたい。
東京都も同様でしょうが、共同歩調というわけではなくなりつつある。
国民は、もうどうでもよくなっている。ほとんどの人は中止になるだろうと思っている。
その状況下での森発言、その後のドタバタ。
果たして新会長に立候補する人がいるのでしょうか。
火中の栗を拾えるのでしょうか。
この火中の栗はとてもやっかいです。
単に敗戦処理の業務になる可能性が高いからです。
オリンピックがスポーツ業界の頂点に位置すると言われてきましたが、それは20世紀までだったのかもしれません。
東京五輪は開催されたとしても熱狂とは程遠いものになるでしょう。
開催決定が決まったときの関係者の高揚感は明らかに過去のものです。
そのことが五輪ビジネスに与える影響は計り知れません。
五輪を米国の一企業が支える構図も過去のものになるでしょう。
お読みいただきありがとうございました。