大槌町城山 東北の旅 ６２

大槌町の高台といえば城山です。
この城山まで逃げることができれば生き残ることができました。
しかし、登ることのできる道が狭く急でした。

城山の下にある町役場では、役場前の広場で緊急会議を開いていました。
そこを津波に襲われてしまいました。
書類上の避難場所は城山だったのですが、まさか津波が襲ってくるとは思いもしなかったので広場で会議をしてしまったと。
悔やまれます。
街の行政のトップや幹部が失われたことが、住民の救済・復興への大きな障害となった。
本当に悔しい。

城山から撮影しました。





防潮堤が見えています。数倍の高さの津波が乗り越えていきました。







この墓地の道を多くの方が避難しました。かなり急です。火災も発生しました。



街が広く、そしてここ城山は遠い。
巨大津波に対応した避難場所はないに等しかった。
こんな悲劇は今回で最後にしなくてはならない。