岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

笛吹峠  東北の旅 63

2013-06-24 06:25:24 | 東北 2013年4月
「東北の旅」は、63回にして被災地を離れます。
遠野へ向かいます。
大槌町から雪の残る「笛吹峠」を超える道を選びました。

冒頭の画像は2月ですから雪で閉ざされていますが4月の雪は大したことないと思いましたがどうでしょうか。
「笛吹峠」は、遠野物語の読者としては無理をしても通りたくなる道です。
昔は大変な難路だったようです。

wikiよりの引用です。

冬期吹雪の候にはしばしば方向を誤まりて危難を招くことあり、笛吹の名称はふぶきにより出でたる転訛なりという。「上閉伊郡誌」
昔、青笹村に一人の少年があつて継子であつた。馬放しに其子を山に遣つて、四方から火を附けて焼き殺してしまつた。
其子は常々笛を愛して居たが、この火の中で笛を吹きつつ死んだ処が、今の笛吹峠であるといふ。「遠野物語拾遺」2
遠野郷より海岸の田ノ浜、吉里吉里などへ越ゆるには、昔より笛吹峠という山路あり。
山口村より六角牛の方へ入り路のりも近かりしかど、近年この峠を越ゆる者、山中にて必ず山男山女に出遭うより、
誰もみな怖ろしがりて次第に往来も稀になりしかば、ついに別の路を境木峠という方に開き、和山を馬次場として
今は此方ばかりを越ゆるようになれり。 二里以上の迂路なり。「遠野物語」5(笛吹峠)




山里は桜が美しい。





雪が残っています。





どんどん増えてくる。





大丈夫かな。



ふー。なんとか峠を越えました。


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