27日、28日と二日間にわたって上映された坂上香さん監督3部作。
その2作目『トークバック 沈黙を破る女性たち』を観ました。
28日午後5時30分から、岡山大学の講義室にて
学外からの参加も可能になりました。
やっと、ウイズ・コロナになりました。
大学が地域に開かれることの意義はとても大きいです。
お互いに刺激を受け合いますからね。
では、『トークバック 沈黙を破る女性たち』です。
まず、監督が登壇され、映画についてのレクチャーしていただきました(本日中帰京のため)。
スライドを何枚か掲載します。
ことは深刻、されどパワフルさは強烈!
メデアプロジェクトのメデアは、メディア(媒体)ではありません。
王女メディアから来ています。王女メディアについてはリンクを貼っておきます。
記事の中に「イアーソーンへの復讐」という項があります。なかなかすごい話です。
このメデア・プロジェクトの創始者がこのロデッサ・ジョーンズさんです。
独学だそうですが圧倒されます。やっぱり独学はすごい!
画像説明:監督がボランティアで参加した刑務所内での撮影がとっかかりだったそうです(私が誤解していなければ)
タイトルの「トークバック」の意味です。
上記の内容をより詳しく説明していただきました(やはり大学の講義用ですね)。
上映後の日本国内での活動も紹介されました。
最後のスライドは映画『トークバック』の出演者についての説明というか思いです。
この映画についての監督インタビューがネットに上がっていました。
映画を観られた方は当然ですが観られていない方も、ぜひ一読していただければと思います。
こちらからどうぞ。
重要です。
以下は私の感想です。
いつも思うのですが、監督は粘り強い、諦めない。
進まない撮影も、やがて時間が味方になるまで待つことができる。
熱い情熱の持ち主ですが、その性格の人が併せ持ちやすい「冷めやすい」弱点から彼女が自由であることが素晴らしい。
映画の出演者はとにかくパワフル。
もちろん、こころが打ち砕かれるような悲惨な目にあっている。
反撃は力強い。まるで神話のメディアのように。
世界から米国に来た人々。
故郷の地域社会の人々はHIV陽性者など拒絶するだろう。家族にも言えない。
この分かりすぎるほどの思いから自由になることができるか。
ダンスシーンの最後に床をけ飛ばすように踏みつける迫力こそパワーの源と感じました。
音響、効果音も秀逸です。
お見事です。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに停戦を!そうでなければ平和は来ないぞ。