岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

昼は小春日和、夜は初冬かな。

2007-11-14 22:37:28 | 日本の仲間
朝、家を出て自転車で坂を下り職場に向かう。
15分くらいだが、ブルゾンを通して、初冬の風は冷たい。
朝日も徐々に弱くなり、あれほどきつかった日差しも、地球の傾斜には
かなわぬようだ。

桜の葉は赤く色づき、イチョウの葉は見事な黄色になった。
歩道に積もる落ち葉を早朝からせっせとかき集める人々。
濡れた落ち葉は滑りやすく危険だ。
ありがとう!

小学校へ向かう横断歩道では、生徒がグループで
渡っていく。
見守りの人々を辻辻で見かける。
予防から連帯へ繋がるといい。
地域の力が少しずつ強くなっているようだ。

中学校近くでは、通学途中の生徒を後ろから追い抜く。
彼らの聴覚はさすが上質だ。自転車の小さな音も聞き分け、
道を開ける。
校門前では、先生たちが迎えている。
自転車で通り過ぎる私にも声をかけてくれる。
生徒を見守ってほしいと、思いを込めて。

今日も「いきいきサロン」に参加した。
高齢の方々とボランティアの方々と楽しく時間を過ごした。
近くのスーパーが閉店したり、バスの本数が減ってしまったりと
周りの環境は厳しくなっている。
皆さんは、生活環境を守るために、議会や市役所への申し入れを
しようということになった。
高齢者にとっては交通機関の本数や路線減は、
「閉じこもり」奨励策だ。
ここでも市場原理に押されている。

お年寄りは、「できるだけ声を上げてやってみる。
それでだめなら、諦める」という。
お年寄りにそんな思いさせることは、まことに親不孝なことだと思う。
ここにも、頑張ることがある。


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