岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「大江、岩波勝訴」の文字が。

2008-03-28 20:34:15 | 日本の仲間
暗くなって帰宅して、郵便受けから夕刊を取ると、
第一面が明るく見えた。
「大江、岩波勝訴」の文字が、目に飛び込んできたのだ。
写真は、大阪地裁前で支援者の女性の笑顔が弾けている。
この写真と記事を読んで心の底からほっとした。

大江さんも大阪に駆けつけていた。
沖縄県民の祈りも通じた。

今後も裁判は続くことになるだろうが、この裁判は負けるわけには
いかない。
私たちが、守るべきものを守りたいならば、決して負けるわけには
いかない。

最近、法律が持つ怖さを強く感じている。
法治国家は法律が治める国ということだから、法律は極めて重要だ。
法律により、権利を持ち、また権利を剥奪されることもできる。
人を葬ることもできる。
日々の生活事態も、法律によって大きく変わってしまう。
法律を意識しなくても、法律に拠って生活をしているのだ。
生活が楽になるのも、苦しくなるのも、法律次第ともいえる。
特に、高齢者や障害者にとっては死活問題になる場合が多い。
法律には細かな心配りが必要ではないか。
それが、出来ていない法律が多すぎると思う。

NHKドラマアンコール「海峡」を観ている。
ドラマ自体の出来がいいのかどうかわからないが、
国の権力に翻弄されることの理不尽さを観る者に
伝える力がある。

公園の桜は2~3分になった。
来週は京都の桜も満開になるだろう。
また季節がめぐる。

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