岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「アムダ社会開発機構の活動ーミャンマー報告会」に出席してきました。

2011-05-20 21:46:46 | ボランティアとアムダ


アムダ社会開発機構は、アムダグループの一つです。
アムダは8つの組織を持っています。
現在、学習中の身です。
今夜は、「アムダ社会開発機構」のミャンマー報告会に行ってきました。
岡山という地方都市にいて世界の動きを直接聞くことができるのは、アムダがあるからこそ。
有り難いことだ。

アムダ社会開発機構(アムダ・マインズ)は、アムダグループの中で社会開発を行う部門です。
「開発途上国における地域の発展と、人々の生活の向上を継続的に寄与するため、中長期にわたり社会開発事業をしている」

報告者は、江橋裕人さん。
2010年6月よりミャンマー事業統括として現地へ赴任。約80人のローカルスタッフとともに、ミャンマー事業の運営に力を注いでいる。
事業対象地区は中国との国境を接する北シャン州コーカン自治地帯。
通貨は人民元が通用するという。ミャンマー中央政府より中国の影響が強いそうだ。
この地区が経済的に疲弊したのは、日本でも知られているようにケシ栽培の禁止が2003年に行われたこと。
貧困は社会的弱者である母子に悪影響を与える。

ミャンマー事業は、母子保健事業を行い、乳幼児死亡率、妊産婦死亡率の減少を活動目標としている。
具体的には、栄養補助食配給、子どもの成長記録、健康教育、妊産婦健診奨励など。

江橋さんは日頃はヤンゴン事務所に滞在している。事業地であるコーカン自治地帯からは700kmほどあるそうだ。
現地にいくためには、移動許可が必要。簡単には行くことができない。

私たちはミャンマーというと強権的な軍政権下にある危険な国にというイメージがあるが、
ヤンゴンは「治安は良く安心して暮らせる」とのこと。

他のNGOとの情報共有、調整協力が欠かせない。

ミャンマー人気質については、
1.言われたことは行う。 2.ノーとは言わない。 3.人前での発言、直接の発言は少ない。
4.争うよりは追及せず。

日本人にも共通する点が多いように思う。

ミャンマー人の心
1.助け合う心やボランティア精神、プロジェクトへの協力。2.仏教徒が8割であり、来世のために功徳を積む。苦しくても寄進の心。
3.与えられた環境の中、たくましく生きている。

日本人も見習わなくてはね。

大変勉強になりました。





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