人間長くやっていると書物なども溜まってきます。
写真も溜まっています。
早めに処理しないといけないと思っています。
今日は棚から『すべてふるさと 西日本編』岡田喜秋著を引き出し軽く読み始めました。
すでに変色しています。昭和52年刊です。半世紀近く前です。
岡田喜秋さんは日本交通公社(JTBの前身)勤務だったそうです。
NHKでいえば「新日本紀行」時代です。
モノクロ中心の歴史的な価値のある映像です。
『すべてふるさと 西日本編』は私の馴染みのある地域の話です。
若狭や丹波、瀬戸内など読み進めています。
編集者というキャリアからか深く掘り下げるというより旅日記的です。
それはそれで参考になることも多いです。
三方五湖は戦時中に要塞地帯であり立ち入りを制限されていたとは知りませんでした。
舞鶴港に近いため船をかくしていたそうです。
この地の絶景が紹介されるのは戦後20年経ってからです。
うんうんと読み進んでいきます。
これでは本の整理などできませんね(-_-;)
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナと中東に平和を!
見出し画像は瀬戸内の牛窓です。
※反省です。
『日本のエーゲ海』と今では当たり前に言われているけれど50年ほど前に岡田喜秋さんがこのように書いている。
「そこに生きる人々にとっては、おそらくお門違いの発想だというだろう。
地中海と似ている点といえば、東の大阪がトルコであり、西の関門海峡が比較できること。
東西の入り口が塞がれて、湖のような地形であること。地図だけをエキゾチックに思えるが、大きさがまず違う。
中略
日本の地中海というような比喩はやめよう。ちょうど鹿児島を日本のナポリというように。
中略
地中海とは比較にならぬ天然の芸術品である。」
という文章に触れ、思いを新たにしました。