核燃料が溶け落ちたデブリはなんと600トン!!
とんでもない容量だ。
40年で取り出すという。すでに5年が経過した。
まだ、デブリがどのようになっているかもわからない。
作業員一日6000人!
もう防護服は着ていない。線量が落ちたという。
しかし、原子炉内部は依然危険な線量だ。
昨年から2号機でロボットによる試行が続いている。
工程は大幅に遅れている。
参考にするのはスリーマイル事故。
ここでは100トンのデブリができた。
冠水工法がとられた。原子炉を水で満たす。
これをフクイチの現状は許さない。
格納容器が水漏れしているからだ。
注水している水がほとんど漏れている。
その水漏れを止めなくてはならない。
風船を使う。風船破れる。再挑戦の繰り返し。
この作業もロボットで行わなくてはならない。
1号機、2号機、3号機と3機を廃炉しなくてはならない。
韓国の実験施設でデブリのでき方を実験する。
冠水工法は無理かもしれない。
気中工法を考える。
線量は大幅に増す。ロボットを使うしかない。
英国の専門家を呼ぶ。
格納容器の気圧を下げることで放射能が漏れるのを防げるという。
しかし、壊れた格納容器の気圧を下げることができるのか。
試行は始まったばかりだ。とてつもなく高い壁がある。
40年どころか、廃炉できるかどうかということも問われている。
まだそんなレベルの試行なのだ。