岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

やはり不思議な日本。ラストサムライ。

2006-12-11 20:56:20 | 日本の仲間

再び「ラストサムライ」を観た。
やはり 違和感が強い。活劇としてはよく出来ていて、時代考証も
まずますだが、ストリーをシンプルにして日本の風俗をえがしているので
外国人には これが日本の140年前だろうと思われるとこれは困る。

古い武士VS新政府のシンプル構図。
宮中にも二本差しで出向く武将。
やはり 目を背けたくなる。

第7騎兵隊員の生き残りが 日本では逆にインディアンの立場の武士を
支援し一人生き残る。第7騎兵隊の制服を着ているのが不思議。
新旧2度の戦い。
このオールグレン大尉の人生とはいったい何だったのか。
ちょっと考えてみるがむろん答えはない。
それは主題ではないだろうが。

これは日本人が製作した「北の零年」も実は同じ課題を持っている。
やはり 違和感が残った。
なぜ説得力がなかったのか。

綺麗すぎるのだろうか。
それもあるだろうが、
あらゆる意味で「深さ」が
なかったのだろう。

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