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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

高遠菜穂子さんのFBより。安田さんの解放によせて。

2018-10-31 10:10:27 | 世界のなかま

2004年に拘束された高遠菜穂子さんの文章です。

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安田さんの報道を見て感じたことを書きます。メールでの取材はいくつかお受けしましたが、電話取材だとうまく応えられなかったので、書きます。

しっかりと機内での取材にも応えているので大丈夫そうに見えますが、もしかしたら、彼はいまちょっとハイになってるかもしれません。血圧も高いかもしれません。機内で人目にさらされていることもストレスでしょうし、このあと日本で起きるだろう状況を想像すれば緊張もするかと思います。帰国直後の会見で質疑応答がネガティブに続けば、そのあとの休養が休養にならなくなるかもしれないので、会見はなるべく短くすべきと思います。

私個人の経験ですが、9日間の拘束のあと、そのまま日本でのバッシングにあってしまい、それが数年間続いたので、イラクでの事件と日本でのバッシングはセットになってしまい、やはり思い出すと苦しいです。14年が経ちますが、いまだに悪夢にうなされることもあります。いまは心臓が早打ちしています。

安田さんは3年以上の過酷すぎる状況を生き延びました。いま、ここでメディアや私たちがどう対応するかはとても大事だと思います。

彼は必ず私たちにいろんな話しを聞かせてくれるはずです。
ただ、時間が必要だと思います。いまは解放されたことを実感する時間が必要です。家族とともに。

ーーーーー 転載終わります。


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