岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『フィンランド 豊かさのメソッド』 堀内都喜子 著

2009-04-11 07:42:18 | 
岡山から京都へ。
週末に移動しています。

新幹線の中で読もうと、集英社新書を購入しました。
フィンランドが、子どもの学力調査(OECD)1位、
国際競争力ランキング(WEF)1位。

どうして?
その中身は?

フィンランドは、学生時代にバックパッカーとして旅行した国です。
森と湖に囲まれたユースホステルで日々を過ごしました。
白夜の夏に、サウナに入っては湖に飛び込むのが楽しみでした。

ゆったりとした素敵な国が、世界の先進国となっている。
ゆとり教育そのものの国が、学力世界一になっている。

著者の堀内都喜子さんは、フィンランドの大学に留学した体験を
日本の新聞社にEメール日記を送り記事として連載されました。
その記事をもとにこの本がまとめられているのでとても読みやすい。

私はソビエト連邦から列車で国境を越え、フィンランドに入った時
線路脇で手を振る金髪の少女を見て
再び自由圏に戻ったと解放感でいっぱいになりました。
風景が人々がカラフルになったと実感しました。
その時以来、フィンランドは再訪したい国のベスト1です。

本当に静かな国民です。列車の中は話し声ひとつしません。
ただ若者はその限りではなかったですが。

その国民性は今でも健在のようです。
また、教育については詳しく書かれていますが、私にはこの国の教育の仕方を
うらやましく思っています。
このような教育を受けたかったですね。

ということで、短い時間でフィンランドを擬似体験できる本です。
お薦めです。

今日は、京都に花見に行こうと思っています。

※写真は岡山総合グランドの桜です。

※「フィンランド」については、「坂之上の昼下がり」さんのブログに詳しく紹介されています。念のため。


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