一部転載します。
東京理科大学基礎工学部名誉教授
山登一郎
2021年8月19日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
まず、福井県は体育館を利用して、野戦病院の如きマスの療養施設を、無症状および軽症感染者のために準備したとのことです。都も見習って頂きたいと願います。
( https://jcc.jp/news/17486131/ )
次に、公表新規感染者数情報中、陽性率22%と高くなっています。感染していそうな人を選びに選んで検査した結果のそんな陽性率など意味がほとんど無いはずなのですが。ところが政府自治体専門家報道皆が、公表新規感染者数を市中の感染者数全数とも勘違いした思考をし、かつその陽性率の高さを問題視しています。そんなことで科学的な対策などとうてい無理だろうと思われます。さてネット上、その錯誤、欺瞞性に対する示唆が掲載され、やっと改善されそうな期待を膨らませています。
( https://news.yahoo.co.jp/articles/cbc7ffdf4069a76bb0026c6fd388296efc6f65eb )
この記事によると、厚労省がやっと最近民間自費検査件数や陽性率を収集公開し始めたようです。都では、8月1~7日の週46万件、陽性率3%くらいとか。行政検査は週58万件、陽性率22%近いとか。その3%が市中感染率を反映していると考えると、都人口14百万人のうち、40万人が市中感染者として滞留していることになります。先のMRICのVol.150 http://medg.jp/mt/?p=10433 に警告した数値そのままです。つまり公表新規感染者数5000人の約80倍が市中感染者数なのです。これは周囲の30人に一人が感染者という割合に当たります。
以上、一部掲載です。
全文は、 http://medg.jp
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