日中、日韓のヒートアップが収まりませんね。
中国では日本大使の車への「攻撃」にまで発展してしまいました。
すぐに中国政府が遺憾の意を表しました。
このように、何かことあれば中国の世論は沸騰するということになりますが原因は「歴史問題」ですね。
中国の歴史教育が原因だという声もありますが、日本が戦争の償いを十分にできていない上に、私にも信じられないような政治家他の発言や行動が繰り返されました。
このことが「日本人は悪いことをしたと思っていない」という思いを強くしています。
日韓においても同様です。
隣国とこのような関係しかつくれなかった戦後も、もう67年になります。
歴史は日々の積み重ねですが、もしこのオーバーヒート現象が戦前に起こっていたならば、明らかに武力衝突へとつながっていったでしょう。
日本の敗戦と戦後の不戦の誓いが、67年経過した今でも有効に作用しているのです。
私たちは67年もの長き間、武力衝突を回避できたという戦後の日々の積み重ねもきちんと評価しなくてはなりません。
国民もオーバーヒートする人々は少数で、大部分の人々は「関係悪化していては経済も人的交流にもよいことはひとつもない」と思っています。
マスメディアはそのような人々の声こそ取り上げるべきです。
石原某や橋下某の極端な発言を無批判に取り上げることは国民の利益にも反しています。
今までそのような発言こそが両国の関係を悪化させる要因になっているのです。
「悪貨は良貨を駆逐する」ことがあってはなりません。
とにかく、メディアと政治家が率先してクールダウンしてください。
エスカレートして喜ぶ人間はごくごく一部です。
まともな人間ではありません。
※写真は古い奉還町アーケード。半世紀はたっているのか。その間、日本自身は武力衝突を起こしていないのです。明治以降このような時代はなかった。