このようなテーマで勉強会を開くのは少し無謀なことかもしれません。
皆さん、仕事に結びついた勉強についてはとても関心があるのですが。
今日は、石井十次、留岡幸助、ぺティ・アダムス、山室軍平についての話でしたが、
明治時代を感じてもらうということは相当難しい、と思いました。
視点を少しずらして、明治の人のこころざしの話ができればよかったかもしれません。
素材としては、65年前の岡山市の写真(米軍撮影)と現在の地図を利用しました。
地図に関しては日頃から家庭訪問に利用しているので、とても読図力があります。
これは驚きました。
65年空襲前の写真でも、道路や水路の位置を的確に判断します。
ですから、岡山孤児院の位置や岡山博愛会を知らなくても、地図上で指し示せば、方向や距離、
大きさの理解が速いです。
これはプロの域だと感心しました。
まさしく現場、現地主義。
望むべきは、歴史の現場主義を身につけていただきたい。
各時代と各地域をリアルに感じることができる現場主義。
いやいや、これは、私の見果てぬ夢でした。
写真は、総合グランド。左上のピンホールのような白い点は、月です。