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川﨑の襲撃事件の衝撃に日本中が沈んでいる。
日本の安全神話が崩壊して久しいけれど、池袋、大津、川崎と幼児や児童が被害に遭っている状況はあまりにもひどい。
クルマによる歩行者への攻撃は、車優先社会が生み出したのだと思う。
かつては当たり前のように歩行者の陸橋があった。車道優先が視覚的にわかった。
それが横断歩道となり、一応歩行者優先になったはずだけれど、信号のない横断歩道で止まる車はめったにない。
そして、歩道に車が突っ込んでくる。
クルマは産業の花形と言われて数兆円の利益も得ながら、歩行者への安全策は、牛歩のような歩みだ。
次々に起こる人災の対応ができぬまま、新たな人災が起こる。
そして、解決策など見つかりようがないような事態に陥っている。
銃もないテロもない社会を求めてきたはずなのに。
人の心の闇がどんどん深くなっているようだ。
誰でも心に闇を抱えている。
その闇を育てているのは特別な人間ではない。
それが社会を震撼させる凶器までなるのか。
秋葉原事件の発生時に、どうしてこのようなことができるのかと問うた思いを
再び、いや三度と繰り返さなくてはならない。
社会は対処療法を求めることしかできないのか。
そうかもしれない。
闇には底がない。
被害に遭われた方、ご家族の方のお気持ちは如何ばかりか。
思いをともにできるはずがない私には、祈ることしかできない。