岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『ザ・ナイト・オブ』米ドラマに思う。

2019-05-28 06:18:39 | 映画・DVD 

アマゾン・プレミアムをネット鑑賞することがあります。

月額料金を払っています。

アマゾンの仕組みは部分的にしかわかっていません。

その程度で利用しています。

アマゾンは、赤字だった頃から、やがてすごい会社になると言われていました。

その予想は見事に当たり、今ではアマゾンなしでは過ごせないことになっています。

とにかく便利です。

いわゆるショートカット・スタイルです。

便利を追求していったら未来はどうなるのか。

とりあえず、思考停止状態です。

では、ドラマ『ザ・ナイト・オブ』です。

キーワード的に書くと、

・ニューヨークに住んでいるパキスタン系の青年の身に起こったこと

・殺人事件の容疑者になってしまった

・ある弁護士がかかわるようになった

・捜査を進める刑事。訴追する検察官。

・刑務所での生活

・変わる青年(成長といえるかも)

・裁定が出て終わる

・孤独

もし観ることが可能でしたら、ぜひ。

日本の司法制度に裁判員制度が取り入れられましたが、その元になったであろう陪審員制度。そして司法取引が理解できます。

学べるドラマでもあります。

8話シリーズで計7時間強の物語なのでかなり詳細です。

2時間映画とは比較にならないほどの情報量です。

登場人物は全くと言っていいほど、自らの心情を語りません。

すなわち、観客は見ている映像から人々の心情を推し量ることを求められます。

観客としては、「話してくれよ」「あなたの気持ちがわからない」となりますが、ここまで思えば監督の手の中に入ったも同然です。

主人公の一人であるさえない弁護士の持つ現代では希少性のある心情が、私たち観客の琴線に触れることは確かです。

世俗の中に、真心は生きています。

 

意味不明的な文章をお読みいただき有難うございました。

 


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