岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

やっと書いた「沖縄の声」。朝日新聞5月13日。

2010-05-13 21:56:03 | 国民と国会と政治
今朝、新聞を開いて驚いた。
朝日が、沖縄の声を一面と3面で掲載していた。
文面に踊る見出しは、

「差別だ」沖縄に広がる。
「沖縄は日本だと、本土は本当に思っているのか」
「コザ暴動と同じくらいの怒りがたまっている」

沖縄の人々の声
<自民党政権も本土メディアも世論も一向にこの問題に見向きもしてこなかった(中略)
自分たちのこれまでの無関心などなかったかのように一斉に政権批判をしている>

<抑止力のために必要なら国民全体で考えるべきで、沖縄だけに押しつけているのは差別ではないか>

<日米安保体制は沖縄を踏み台にしなければ成り立たないという意味で、戦後日本には「構造的沖縄差別」があった>

この記事の最後は以下のような締めくくりになっている。

「戦後の日米関係は、小さな南の島々の上に軸足を乗せてなりたっていた。
この基地の負担について真剣に悩み、受け止めなければならないのは本来、
沖縄の人たちではなく、日本人すべてのはずだ。
 首相個人の指導力や政府のやり方の稚拙さの問題と考え、非難だけしていれば
済む問題では決してない。
問われているのは、私たちである」

今度は私にも最後のひとことをいわせてもらいます。
マスメディアもこのようなまっとうな問題提起をする前の半年間の記事はなんだったのか。
しっかり反省していただきたい。

問われているのは、マスメディアでもあるのですよ。



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