昨日は、望月さんの講演に圧倒されたのですが、
本日は、アーサー・ビナードさんの講演にぶったまげました。
アーサー・レナードさんの人となりは、Wikipediaからどうぞ。
どのようなお話かまったく想像がつきませんでした。2時間たっぷりでした。
覚えていることを書いてみます。
アーサーさんは、アメリカ・ミシガン州出身です。
会場で、「ミシガンに行った人いますか」と、アーサーさんに聞かれました。
なんと一人もいませんでした。
これが滋賀県だとそこそこ手が上がるそうです。
滋賀県とミシガン州は、姉妹自治体なので
交換留学生もいるからかもしれません。
ともに大きな湖があります。琵琶湖と五大湖です。でも桁が違います。
オンタリオ湖は琵琶湖の百倍だそうです。
彼にとって、琵琶湖は池みたいなもの。
オンタリオ湖は、塩の満ち引き!もあり、海との違いはしょっぱいかどうかだけだそうです。
大学で英文学を学んでいた彼は、イタリアやインドに旅行しながら、言語の面白さに目覚め始めます。
アメリカに戻った彼は英文学の卒論を書きながらもなぜか日本語に興味を持ちます。
日本語には3つも表記文字群がある。
漢字にいたっては、いくらあるかがわからないほどあるということを知り、
学舎の地下にある日本語科に聴講生として出席するようになります。
学生はたった13名!
ちなみに、英文学科は最上階。彼らの国文学だから一番上。
アジアの言語は地下階、厳しい現実。
まず日本人教授から、Arthur Binardの日本語表記と発音を教わります。
それを聞いた彼は日本語を学ぶのやめようかと思ったそうです。
Arthurの表記が、「アーサー」で、とても弱弱しく感じたから。
ここで、LとRの話になります。日本人にはとても苦手な発音です。
しかし、ネイティブの人にとっては、発音も語感も全く違うそうです。
Rには動物的ともいえる力強い文字だそうです。そのRが二つも入っているのはすごい迫力ということになります。
日本人なら、「猛雄」というような感じでしょうか。(これは私の考え)
『アーサー王』という戯曲がありますが、猛々しい王のイメージであり、やさしくはありません。
でも日本語で「アーサー王」だと怖くないとおっしゃる。
やさしいのは、Lです。loveです。 Ladyです。 なるほど。
学生時代に聞いておけばよかった。
海外に行っても、もう少し通じたのにね。
↓買い求めた詩集です。広島原爆資料館の所蔵庫にある2万点余の中から14点を選んで書いた詩です。
つづく
(こう書いて後が続かないことが多いです(^_^;))
ぶったまげるところまで行っていません。