岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『人間と自然の和解」 中村哲医師のことば

2023-05-07 15:12:16 | 中村哲師

年齢を重ねるごとに早寝早起きが普通になってきた。

寝床の中で目覚めても起きない時間が増えるので早起きとはいえないかも。

早く目覚めてもあまりポジティブなことを考えないもので、

気を紛らすためにラジオをつけることも多い。

これにはラジコが便利でスマホで聴くことができる。

NHKラジオ「深夜宅急便」は時間が間に合えば聴くことがある。

午前4時は微妙な時間だ。

今朝は、アフガンで活動されていた中村哲医師の記録を21年にわたって

撮影したディレクターの方が話をされた。

こちらの監督

アフガンが大旱魃に襲われた20世紀の終わり、中村医師はこれは温暖化の影響だと

話したという。

高山の雪解け水が大地を潤していたのが温暖化で溶けてしまい一気に流れてしまう。

この自然現象(人間が関わっている=加害)に対してなにができるか。

医師から土木技師に転じた中村医師の解は井戸掘りであり水路作りだった。

 

中村医師が語っていたことに、「きれいな水さえあれば眼病の多くは治る」、

「水が台地をうるおせば飢餓に苦しむことはない」

「傭兵になって戦争をすることもない」

「医師ができることは限られている。水路を造る、井戸を掘ることが重要だ」

 

人間たちの行動が温暖化を招き、異常気象を起こしていることは、中村医師が実感したアフガンの干ばつから20年以上たった現在、

地球全体に広がっている。

私たちは今それを目撃している。

いまだに自然との和解ができない人間たち、私たちに和解する時間が残されているとは思えない。

残念ながら。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

ウクライナに平和を!

 

 

 

 


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