この本に関してはほとんど知識がなかったのですが、公民館講座「良寛さんに学ぶ会」の修了会時に会員さんから教えてもらいました。
話の成り行きは講師の先生が岡山に歴史研究者であり、瀬戸内海の開運にも詳しかったことによります。
岡山生まれの詩人永瀬清子の祖父が吉井川の水運を利用して反物を運び、日本側で商売をしていたことを話したところ、
吉井川の水運に関しての小説があると教えてくださったのが『美作ノ国 吉井川』でした。
ところがこの本は現在入手が困難になっており、岡山の図書館では読みことができるとのはなしでした。
さっそく貸し出しできる1冊を受け取りました。昭和48年発行の初版でした。
小寺正志という方からの寄贈本でした。
この方の名に見覚えがありました。
検索してみると、山陽新聞の元社長でした。
この本は2段組の400頁ものです。
交通新聞に連載されていたそうです。
小さな文字です。読む気になりませんでしたが、読み始めると瞬く間に完読できました。
でも高齢者の目にはよくないです。
ところで連載元が交通新聞とは?と奇異に感じたのですが、
読み読み進むとその理由がよくわかりました。
この本の舞台は美作の国の中心地である津山の城下です。
明治初年の高瀬舟の時代から鉄道が開通し流通が劇的に変化する時代を描いていていました。
とりあえずここまで書いておきます。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!