岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

ワールドカップは数あれど、FIFAワールドカップは特別ですね。

2014-06-16 22:42:09 | スポーツ(身体に魅せられて)
最近、ブログでスポーツについて書くことはほとんどしなくなっていました。
でも、この6月は、FIFAワールドカップ抜きには存在しないので触れないわけにはいきません。

日本人の多くは、もちろん私もですが、日本にプロリーグができて、ドーハの悲劇に涙し、
ジョホールバルの歓喜を経験してきました。

決勝トーナメント進出は、2002日韓大会と2010南アフリカ大会の2回です。
今まで4回出場して2回の決勝トーナメント進出は上出来です。
もちろん、くじ運もあります。
日本のくじ運はとても良い。
「死のグループ」には入ったことがありません。
今回も入りませんでした。

「死のグループ」とは、決勝トーナメント進出が当たり前と思われているチームが3チーム入っているグループのことだと理解しています。
今回でいえば、グループDでしょう。
ウルグアイ、コスタリカ、イングランド、イタリア
FIFAランクは、ウルグアイ7位、コスタリカ28位、イングランド10位、イタリア9位です。

ベストテンが3チーム入っています。決勝トーナメント進出は16チームですから、ウルグアイ、イングランド、イタリアは、ランキングからも十分進出できるはずです。
ところが必ず1チームは脱落するのです。
まことに厳しい。

ところで日本のグループは、コロンビア8位、ギリシャ12位、コートジボワール23位、日本46位です。
順当なところでいえば、コロンビアとギリシャが決勝トーナメント進出です。
46位の日本が進出できればまさに大番狂わせです。
マスコミの報道では、このランキングを無視し日本が決勝トーナメントに進出することがそんなに難しくないといってました。
つい楽観的な話に乗ってしまいますが、冷静に考えれば、大変困難なことなのです。

で、結果です。
日本対コートジボワールは1対2。残念ながら順当な結果です。

やはり、どうしても、2006年ドイツ大会を思い出してしまいます。
第1戦、後半豪州に逆転されて予選リーグ敗退。逆に豪州は日本に勝ったため勝ち点3点を得て後は1分け1敗でたった1点を加えただけで決勝トーナメント進出を果たします。
初戦に勝つことがどれだけ有利かわかります。

予選リーグは、トーナメントとは違うので、2、3戦目で巻き返せばいいという思いは残念ながら楽観的に過ぎます。

予選はリーグ制とはいえ、実質はトーナメントに近いのです。

第1戦に負けたチームは、敗者復活戦に回ると考えてください。

第1戦に負けると、決勝トーナメントに進出する過去の確率は10%以下です。

ギリシャと日本はその10%の確率に賭けて激突するのです。

ランク12位のギリシャは、もちろん日本に勝つのが当たり前と世界は思っています。

客観的には、日本が引き分け以上だと大番狂わせ、すなわち世界を驚かすことなのです。

例え、決勝トーナメントに進出できなくとも、ギリシャ戦の結果次第で世界が驚くのです。

もう失うものはなにもないのですから、とにかく悔いの残らない戦いをしてほしい。

4年間の努力が無駄ではなかったことを証明してほしい。

次に繋がるサッカーをしてほしい。

頑張れ!サムライブルーたち!


最新の画像もっと見る