関西または近畿を生活圏にされていない方には、理解しにくいことを
書いていきます。
JR西日本は、新幹線以外のいわゆる在来線をアーバンネット
ワーク(大阪、京都、神戸)という呼称を使っているが、
この呼称を使い始めた時期と期を同じくしているのかどうかは
知らないが、利用者の生活圏と重ならない都市と近郊を結ぶ、
いや近郊~都市~近郊を結ぶ直通電車が登場した。
当初、大いに違和感があった。それは行き先の駅名が自身の
生活圏と無縁な駅名であったからだ。
例えば、
1.兵庫・姫路~滋賀・長浜(神戸、大阪、京都経由)
2.大阪・高槻~兵庫・篠山口(大阪経由)
3.京都・同志社前~兵庫・宝塚~篠山口
通常これらの線は、通しで乗ることはない。
1.の姫路から乗車の方は神戸、大阪までの乗車が普通で、
京都まで乗ることはまずない。
お客は乗ったり降りたりを繰り返す。運転士も同様だと思う。
始発駅から最終駅まで乗るには長すぎる=1の新快速は大阪駅で
乗務員交代をしていることを見ている。
客も乗務員も変わりながら、電車は走っていく。
そう、長距離列車のように。
1つの路線でも、運転士は引き継いでいく。遅れがあった場合は
後の運転士に引き継がれていくことになる。
例えれば、駅伝と思えばよい。遅れは後続のランナーを直撃する。
ところが、アーバンネットワークの場合は、中継駅で他線とも
連絡しているので引き継がれる列車は、複数になる。遅れは
複数のダイヤを直撃する。
(福知山線は、東西線となり、片町線となる。その上、
松井山手駅から先は単線!なのだ。単線の遅れは非常にきつい)
運転士は、乗客の安全を守る誇りある立場から、
アーバンネットワークの過酷な歯車となってしまっていたのだ。
毎日新聞に掲載されたJR西日本の中堅幹部の言葉を引用する。
「私たちは何も安全を犠牲にしたつもりはない。限られた範囲で
ベストを尽くしただけだ。これを犯罪と指弾されるのは本当に
つらい」。
皆さんはこの言葉をどのように受けとめられるだろうか。
かって、企業に勤めていた私は、その当時なら多少の同情をした
と思う。
しかし、それは根本的な誤りなのだ。
書いていきます。
JR西日本は、新幹線以外のいわゆる在来線をアーバンネット
ワーク(大阪、京都、神戸)という呼称を使っているが、
この呼称を使い始めた時期と期を同じくしているのかどうかは
知らないが、利用者の生活圏と重ならない都市と近郊を結ぶ、
いや近郊~都市~近郊を結ぶ直通電車が登場した。
当初、大いに違和感があった。それは行き先の駅名が自身の
生活圏と無縁な駅名であったからだ。
例えば、
1.兵庫・姫路~滋賀・長浜(神戸、大阪、京都経由)
2.大阪・高槻~兵庫・篠山口(大阪経由)
3.京都・同志社前~兵庫・宝塚~篠山口
通常これらの線は、通しで乗ることはない。
1.の姫路から乗車の方は神戸、大阪までの乗車が普通で、
京都まで乗ることはまずない。
お客は乗ったり降りたりを繰り返す。運転士も同様だと思う。
始発駅から最終駅まで乗るには長すぎる=1の新快速は大阪駅で
乗務員交代をしていることを見ている。
客も乗務員も変わりながら、電車は走っていく。
そう、長距離列車のように。
1つの路線でも、運転士は引き継いでいく。遅れがあった場合は
後の運転士に引き継がれていくことになる。
例えれば、駅伝と思えばよい。遅れは後続のランナーを直撃する。
ところが、アーバンネットワークの場合は、中継駅で他線とも
連絡しているので引き継がれる列車は、複数になる。遅れは
複数のダイヤを直撃する。
(福知山線は、東西線となり、片町線となる。その上、
松井山手駅から先は単線!なのだ。単線の遅れは非常にきつい)
運転士は、乗客の安全を守る誇りある立場から、
アーバンネットワークの過酷な歯車となってしまっていたのだ。
毎日新聞に掲載されたJR西日本の中堅幹部の言葉を引用する。
「私たちは何も安全を犠牲にしたつもりはない。限られた範囲で
ベストを尽くしただけだ。これを犯罪と指弾されるのは本当に
つらい」。
皆さんはこの言葉をどのように受けとめられるだろうか。
かって、企業に勤めていた私は、その当時なら多少の同情をした
と思う。
しかし、それは根本的な誤りなのだ。